電動吸引器メルシーポットを買って良かったこと悪かったこと

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鼻水吸引健康

 寒くなくても年中鼻を垂らしている我が子たちを不憫に思い、吸引器の購入に踏み切りました。

個人差があると思いますが、うちの子らは2歳くらいまではいまいち鼻が上手にかめませんでした。

鼻の穴一杯に溜まった鼻水はふき取るだけではとても取り切れず、苦しそうに息をする子供を羽交い絞めにしながらティッシュペーパーの紙縒りで掻き出す作業を繰り返していました。

そんな不毛な状況を打開するため鼻吸い器を購入。

最初は自力で吸引するタイプです。

メリット

  • 比較的安く購入できる
  • 電源いらずどこでも使える
  • 軽量コンパクトで荷物にならない
  • 吸引の力は自分で調節できる

デメリット

  • 意外と吸う力が必要
  • 逆流しないような構造になっているが鼻水の飛沫によって病気がうつる可能性がある
  • 月齢が低いと鼻の穴に入らない
  • 部品が小さいので洗いにくい
  • 強く吸い過ぎると鼓膜が破れる恐れがある

上記の自力で吸引するタイプの鼻吸い器は持ち運びに便利でどこでも使えることからかなり重宝しました。

しかし部品が小さく洗ったときに一部紛失してしまったことで次の吸引器を購入する運びとなってしまいました。

部品だけ購入できれば良かったのですが残念ながらネット上でも見つけることができませんでした。

代わりとなるものを探し次に購入したのは更にコンパクトなスポイトタイプの吸引器です。

メリット

  • 自力吸引タイプより更に安価
  • 軽量コンパクト手のひらに収まるサイズ
  • 感染のリスクがない
  • 電源なしでどこでも使える
  • 部品は小さいが構造が単純なので壊れにくい
  • 吸引口が細く月齢の低い乳児の鼻にも入る

デメリット

  • 吸引力が弱い
  • 部品が小さく紛失しやすい
  • 鼻水を吸える量が少ない
  • 吸引口のノズルが短く鼻の奥まで吸引できない
  • 吸引口が細いのである程度子供が大きくなると使いづらくなる

子供が乳児の時はかなりお世話になった印象があります。

最終的に使い過ぎて接続部分が緩くなってしまい、空気が漏れて陰圧がかからなくなってしまいました。

デメリットでも挙がっていますが吸引力の弱さがこの鼻吸い器の一番の問題だと感じています。

鼻水を吸われると子供は必ず嫌がって泣いていました。

何度も吸われ長い間嫌な思いをさせることに強い抵抗がありました。

1人目の時は育児に慣れていないことや娘だったこともあり特に心が痛みました。

鼻水をなんとかしないと風邪の悪化や息苦しさは改善しないので取らない選択肢はありません、でも辛い時間は短くしてあげたい。

そんな思いから辿り着いたのが電動吸引器メルシーポットです。

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メルシーポットとはどんな吸引器?

 メルシーポット

シースター株式会社製造

電動式可搬型吸引器「メルシーポットS-503

電源:AC100V(家庭用コンセント)

吸引圧:-80kPa±20%(A4サイズのクリアファイルを吸着して持ち上げられるくらいの吸引力)

サイズ:本体23×16×9cm、AC電源コード約1.8m

重さ:約800g

本体底面に吸盤が5か所あり転倒や落下を防止してくれます。

チューブストッパー(吸引口付近に付いているクリップ)を使い真空状態を作ってあげると一時的に吸引圧を上げることができるので鼻の奥の鼻水までスッキリ吸引することができます。

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メリット

  • 一番はやはり吸引力の強さです!

チューブストッパー

チューブストッパーでマックスまで吸引圧を高めれば一回の吸引で鼻水を取り切ることも可能です。

真空状態を作っているときは本体から通常より大きな音が出ますが、吸引時間も一瞬から掛かっても5秒程度。

それだけ手動と電動には吸引力の差があります。

  • 部品の数が少なく組み立てやメンテナンスが楽

分解中身

組み立てが非常に楽です。

準備が面倒だと使いたいときにすぐ吸引できず、お蔵入りになってしまいますが、その点メルシーポットはノズルとチューブと本体を接続したらすぐに使えます。

手動ほどの手軽さはありませんが面倒くささはそれほどないというのが正直な感想です。

あと部品が少ないとメンテナンスも楽です。

鼻水を溜めるタンクが写真に写っていますが、実際使ってきた中で鼻水がタンクに溜まったことは一度もありません。

普段使っているときはチューブ内の鼻水を洗い流して終わりです。

外す部品が少ないということは紛失もしにくいので手動の鼻吸い器で部品をなくしたことのある私にとってはとても有難いことです。

  • 親も子供も鼻水スッキリでストレス解消

鼻水をすすっていると風邪や中耳炎、副鼻腔炎の原因となります。

幼い子供にとって鼻水は病気を招いたり呼吸がしづらくなるなど大きなストレスです。

それをメルシーポットは一瞬の苦痛で取り去ってくれます。

親もこのメルシーポットでずるずるしたしつこい鼻水をスッキリ取ることができるととっても快感です!

私たちもストレス解消になります。

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デメリット

  • 値段が高い

値段は重要です。

吸引器は普段日常生活で使うものではありません。

そんなものに1万円以上払えるか?という問題があります。

手動式なら数百円で買えますし鼻がかめる年齢まで待てば鼻吸い器自体が必要なくなります。

つまり子供が生まれて1、2年だけの期間限定ということです。

その期間に1万数千円投資して十分な効果が得られるか?

どれだけ満足感が得られるか?

が判断の分かれ目となります。

しかしこればかりは買ってみなければ分かりません。

この記事が電動吸引器を検討するための参考になれば幸いです。

私の背中を押したのは子供の苦しそうな表情と妻の持病の蓄膿症です。

寒くなってくると、昼夜関係なくズビズビ苦しそうに息をする姿を見るのがとても辛かったし、鼻水を取ろうとしても泣かせるだけで今一つスッキリしない。

鼻をすすることで蓄膿症になってしまうとなかなか治りにくく、酷い場合だと手術までしないと治らない。

子供に妻と同じような辛い思いをさせたくない気持ちから購入に踏み切りました。

  • チューブやノズルの内腔が洗いづらい

ノズル接続部の内腔

チューブ内腔

メリットにメンテナンスが楽と書きました。

確かに部品も少なく手入れの手間は少ないです。

しかしチューブやノズルの内側は非常に洗いづらいのです。

鼻水が接している内側を洗うにはワイヤーの先にブラシが付いているような専用の道具があると便利です。

が・・わざわざ専用品を買わなくても方法はいくらでもあります。

どうしても汚れが落ちない又は気になってしょうがない場合は検討する必要が出るかもしれませんが、今のところトラブルなく使えているので参考までに実践している洗浄法を紹介します。

  1. 吸引前に水を通す
  2. 吸引後すぐに水を通し鼻水を流す
  3. 粘り強く頑固な鼻水はチューブを外から押しつぶすように内腔をこすり合わせる
  4. 最期にもう一度水を通す

1はやっておくと汚れが付きにくく落としやすいので、少し面倒ですが後のことを考えるとしておいた方がいいかと思います。

2は食器を想像してもらうと分かりやすいですが汚れが乾燥したり固まってしまうと落ちにくいからです。食器と違うところはスポンジでゴシゴシできないので内腔に汚れが残りやすくなってしまいます。1は忘れてもいいですがブラシがない場合2はほぼ必須と考えて下さい。

3は水流だけでは落としきれない頑固な汚れをこすり洗いで落とします。本当なら目に見えない汚れもあるので全体的に擦るのが理想ですが、面倒なので私は見える汚れだけしか落としていません。

冬の繁盛期は毎回洗剤での洗浄や消毒は大変なので1回吸引ごとに水洗いして一日一回洗剤洗浄しています。

消毒は・・シーズンオフになったらやってます(笑)

スプレータイプの洗剤を持っている人はチューブの内腔にシュッ!とするのも効果的です。

なくても液体洗剤と水を内腔に入れてシャバシャバすれば同じことです。

  • 可動範囲が限られる

ACコードからチューブの長さ

メルシーポットは電源が必要なので逃げ回る子供を捕獲して電源コード範囲内に連れてこなければいけません。

電源コードと吸引チューブ長をあわせてもせいぜい2mくらいしかありませんので、機動力の高い2歳前後の男児をその範囲にとどまらせておくのは不可能に近いです。

走り回って子供を捕獲してテリトリー(吸引可能範囲)に拘束しておく必要があります。

活発な子供に対し可動制限があるのは少々?いやかなりつらいです!!

  • 標準で付いてくる吸引ノズルが太い

チューブストッパー

これがメルシーポットを買うと付いてくる標準装備のノズルです。

結構太くて大人が使ってちょうどいいくらいの太さです。

標準ノズルポポちゃん

我が家のポポちゃんに被験者になってもらいました。

太すぎて鼻の穴に入りません(汗)

これではチューブストッパーのブースト機能を使ったとしても十分な効果が期待できません。

ノズル ボンジュール

これが別売りのノズルです。

商品名「ボンジュール」先ほどの標準ノズルと比べるとかなり細くなっています。

ボンジュール ポポちゃん

もう一度ポポちゃんに試してみます。

これなら吸えそうです。

子供に使う時はボンジュールに替えることで鼻の穴にしっかり挿入できます。

鼻の奥に溜まった頑固な鼻水もきっと取り切ることができるでしょう。

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まとめ

 吸引器のメリットデメリットを語ってきましたがいかがでしたでしょうか?

ややデメリットの方が多くなってしまった気がしますが、そんなデメリットを加味しても私は買ってみてよかったと思っています。

一番の理由は迅速に残さず鼻水を吸引できることです。

吸引はとてもつらいことです、基本鼻呼吸しかできない小児にとって鼻の穴にチューブを突っ込まれることは息ができなくなるので死活問題となります。

そりゃ苦しいから必死に抵抗します、当然です息できないと死にますから。

そんな苦痛を手動で長々と続けることなんて子供のことを考えたらとてもできません。

自分に身に置き換えたとしてもやってほしくありません。

苦痛は短時間で鼻水はスッキリが理想です。

それをかなえてくれるのが電動吸引器メルシーポットです。

小さいお子さんがいらっしゃる親御さんは是非お試しください。

電動吸引器と手動吸引器のいいとこどりの商品もあります。

実際に使ってないのでいいか悪いか分かりません。

しかし電池駆動の吸引器とはいえ吸引圧力もー60kPaあり、音もかなり静かなようです。

まだ吸引器を持っていなくて購入を検討されている人は選択肢に入れてみてもいいかもしれません。

値段も3000円台でお手頃だと思います。

電池の持ちやメンテナンスについては試していないので何とも言えませんが、メルシーポットのデメリットを払しょくしてくれる可能性を秘めているかもしれません。

便利な商品がどんどん出てきていますのでアンテナを高くして快適な子育てライフを満喫しましょう!!

 

 

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