キャンピングカーを購入してから約半年、ショッピングモールへの買い物、駐車場泊、河原キャンプ、2泊3日の長距離キャラバンなど子供達と思い出作りに励んでいます。
未就学児を3人抱えての移動で、必ず困るのは突然のトイレです。
駐車場泊やトイレのあるキャンプ地ならいいのですが、街中移動であっても場所によってはコンビニが近くになくて困ることが多々あります。
高速道路ではSA・PAまで時間が掛かるので、我慢できるかどうか際どいときもよくあります。
親は休憩の度にトイレへ誘導し、移動中の急な「トイレ行きたい」を防止するのがルーティンワークとなっています。
しかし、車移動中はエコノミー症候群防止のためにも水分を制限しないよう、大人も子供も飲水はいつも以上に気を付けています。
家にいる時より、キャンピングカーに乗って移動しているときの方が、必然的にトイレの回数が増えます。
キャンピングカーにトイレが必要かどうか?という議論がありますが、小さな子供が3人いる我が家ではトイレは必須であることを前提に、どんなトイレがいいのか考えていきます。
キャンピングカーにおける最上級装備”カセットトイレ”
キャブコン以上の大きいキャンピングカーに搭載されることが多い常設タイプのトイレです。
常設されているため動かすことはできませんが、使い勝手は家庭用トイレに近いです。
メリット
- 家で使うトイレと大きさも近く、同じような感覚で使用できる
- 汚物タンクを取り外す際は車外の開口部から行うため、汚物タンクを車内に持ち込むことなく処理ができる
- 洗浄水や汚物タンク内に入れるケミカル類も車外から投入可能
デメリット
- 設置場所に広めのスペースが必要であり、ある程度大きなキャンピングカーでなければ設置することができない
- 設置するには専門業者に依頼する必要があり、費用が高い(10万円くらい)
- 取り外しができないため、シャワー使用時にトイレ自体を吹き上げる必要がある
- トイレが不要になった場合、撤去に費用が掛かる
- 汚物を処理できる場所がキャンピングカーのダンプステーションや自宅などに限られる
外から汚物を処理できることが、カセットトイレの一番の特徴といえるようです。
しかし、設置費用が高額であること、移動できないこと、汚物処理ができる設備が限られることなどから、我が家の仕様として優先順位は低めです。
医療・介護・災害時でも活躍するポータブルトイレ
介護・医療に携わっている人にはおなじみのポータブルトイレですが、災害時に活躍するような携帯用の簡易トイレも含まれます。
ポータブルトイレは様々なタイプのものがあり、使う場所や状況、頻度に応じて自分にピッタリなトイレを選ぶことができます。
我が家で検討中のトイレもこのポータブルトイレの一つになります。
キャンピングカーにトイレが必要かどうか問題について🚻コンビニや道の駅、サービスエリアなどトイレに困ることは少ない🙆置き場がない😣処理が大変だから要らないという意見があるが😱コルドバンクスで小さい子どもがいて両親が看護師なら逆にポータブルトイレを買わない理由がない pic.twitter.com/5zfEF9RQSC
— シズカ@収入途切れ😵奨学金、生活費、教育費、ローンの四面楚歌 (@ii8sR4rL0v1IHXm) May 24, 2020
メリット
- 価格が安い(数万円~数千円)
- 本体が軽く、持ち運びできる
- 比較的小さいモノが多く、設置場所を問わない
- 水洗式、吸水剤など汚物の処理方法を選べる
デメリット
- 固定されていないため、移動中に汚物がこぼれる恐れがある
- 汚物タンクの容量が少なく、汚物処理回数が増える
- 汚物を吸水剤に吸わせるタイプは臭いが心配(特に大の方)
トイレを検討し始めた当初は、水洗式を考えていましたが、最近ではバケツに汚物をそのまま落とすタイプがシンプルでいいと思うようになりました。
理由は、キャンピングカーでの生活は家とは違い水を無尽蔵に使用、処理することができないからです。
水は使えば無くなるし、汚物のタンクは処理しないと一杯になってしまう。
水の補給はどうにかなっても、汚物・汚水の処理には場所が限定されています。
バケツの中に汚物を固める薬剤を入れて、ビニール袋に包めば燃えるごみとして出先でも処理が簡単にできます。
キャンピングカー内で快適に過ごすには、家での快適と少し違った視点を持つ必要があります。
トイレに掛かる処理を出来るだけシンプルかつ簡単にすることが、キャンピングカーでの快適生活に繋がっていきます。
水洗式ポータブルトイレ
コンパクトでお手頃な価格のポータブルトイレです。
- サイズ:幅42.3×奥行38.3×高さ33cm
- 本体重量:3.4Kg
高さ33㎝だと大人が座るには低く、男性が座って小をするには少々窮屈な大きさになります。
小さい子供が使うには補助便座の必要ない、ちょうどいい大きさかもしれません。
しかし、今後子供たちは成長していくことや大人(妻)もストレスなく使ってもらうためにはある程度の大きさが必要になります。
タンク内に溜まった汚物は、ケミカル類により分解され形はなくなり、匂いもほとんどしなくなるそうです。
汚水の処理や汚物タンクの洗浄に抵抗がある人でも、それほど気にすることなく日常メンテナンスができる優れものといえるでしょう。
もちろんトイレ本体だけでなく洗浄液も必要になりますので、水洗式ポータブルトイレを購入の際にはお忘れなく。
落とし込み式ポータブルトイレ
構造がシンプルで壊れにくく、掃除も簡単にできるザ・ポータブルトイレです。
- サイズ:幅41×奥行49×高さ37cm 便座までの高さ:約36cm
- 本体重量:4.5Kg
水洗式ポータブルトイレより重たいですが、洗浄水や汚物タンクは付いていないので、運用中の重さは水洗式より軽くなることは間違いないでしょう。
使用は簡単、座面下にセットされているバケツに用を足して、それを捨てるだけという簡単な処理方法です。
洗浄水やケミカル類を入れたり、汚物をダンプステーションや自宅のトイレに破棄したり、タンクを洗浄する手間はありません。
バケツにセットしたビニール袋に吸水剤、消臭剤、汚物をまとめて包んで燃えるごみとして捨てればOK。
普段のメンテナンスは座面を拭くくらいでしょう、非常にシンプルで簡単、らくちんです。
吸水、消臭剤にはペットシートと猫砂(紙製)を使用することで、燃えるごみとして出すことが出来ますが、使用の際にはご自分が住んでいる地域のごみ処理方法をご確認ください。
ごみ袋も防臭効果の高いモノがありますので、併用することでかなり匂い対策になりますし、トイレのみならず残飯等の生活ごみにも対応できます。
携帯用・非常用トイレ
キャンピングカーがなければ、こういった非常用のトイレがあると災害時やキャンプ、レジャーで活躍する機会があります。
非常食と違い、賞味期限がないので、買って放置していてもいいですし、断水時などに備えて家に常備しておけば、災害時の助けになることは間違いないでしょう。
まとめ
子供がいると、急なトイレに悩まされることは間違いありません。
乗用車を運転していても、トイレ探しには一苦労します、ましてや大きなキャンピングカーを走らせているときは、出来るだけ広い駐車場を探して止めたいものです。
車内での粗相が原因で大事なキャンピングカーが汚れてしまったり、子供と険悪な雰囲気になってしまうのはとても辛いことです。
これからキャンピングカーを購入しようとしている方は是非トイレが付いている車両、もしくは同時にポータブルトイレの購入を検討しましょう。
子供の急な「トイレ行きたい!」にも、焦ることなく楽しいキャンピングカーライフを満喫しましょう。