子持ちキャブコン乗りに必要な冷蔵庫とは?

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冷蔵庫キャンピングカー

私が購入したキャンピングカー「コルドバンクス」には家電やトイレなど快適装備と呼ばれるものは一切ない状態で売られていました。

自分たちに必要なものが分からない状態で、あれこれ装備が充実した車両を購入しても宝の持ち腐れになる可能性があったからです。

キャンピングカーでキャンプやプチ旅行をしてきた中で、食費が結構かさむことが分かりました。

要因としてキャンピングカー内は冷蔵庫なし、キッチンが狭い、カセットコンロしかない、鍋もフライパンもない、調理に使う水も限られると、とても料理なんてできるような環境ではありません。

なので極力常温保存出来て、調理をしなくてもいいように、パンやレトルト食品、外食などで済ませるようにしていたからです。

キャンプでバーベキューの経験を重ねるうちに、簡単な炒め物だけでも十分満足できることを学びました。

鍋とフライパンそして、食料品の保存が出来る冷蔵庫があると食費の節約になることから、今回はキャンピングカーに搭載する冷蔵庫について考察していきます。

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キャンピングカー専用のビルトイン型冷蔵庫

ビルトイン

キャンピングカー専用の備え付けタイプの冷蔵庫です。

魅力はAC100V,DC12Vから電源が取れ、プロパンガスでも冷やすことが出来る3WAY方式のモノもあります。

消費電力も40W台なのでサブバッテリーに優しい高性能冷蔵庫といえそうです。

冷凍庫はあまり冷えないと口コミがありますが、一応製氷できる性能はあるようです、冷蔵庫はよく冷えるそうなので十分使えそうです。

しかし、最大の難点はその価格!

40L~90Lまで大きさのラインナップがあるのですが、どれも10万円オーバー(-_-;)

備え付けということは、ここから更に取り付け工賃が発生する訳で、、、とても冷蔵庫ごときに払える金額ではなくなります。

キャンピングカー購入の段階で冷蔵庫は絶対必要と考えられている人は、最初から冷蔵庫が付いている車両を選択するのが賢いかと思われます。

残念ながら、我が家の予算でビルトイン型冷蔵庫は無理そうです。

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持ち運び便利なポータブル冷蔵庫

ポータブル

最近は様々な種類のポータブル冷蔵庫が出ています。

電源はビルトイン型と同様にAC,DC,ガスの3種類が使える物やバッテリー内蔵タイプ、AC,DCの2WAY、DCのみの1WAYなど様々です。

また温度設定も常温から冷凍まで幅広く、好みの温度を選ぶことが出来るものもあります。

ポータブル冷蔵庫の一番の魅力は持ち運びできることでしょう。

自宅や車内、テントサイドなど必要に応じて様々なところに移動させることが出るのが、ビルトイン型にはない強みといえます。

バッテリー内蔵タイプやガスで冷却するタイプは外部からの電気を消費することなく、冷やすことが出来ます。

夜間ソーラーパネルの発電ができない時間帯であっても、サブバッテリーからの持ち出しなしで、保冷を続けられるのはとても心強い代物です。

ポータブル冷蔵庫の難点は、値段が数万円台で高価であること、小型で容量が少なめ、保冷・冷却能力も備え付けと比較すると若干心許ないレビューが散見されることなどです。

1WAYのポータブル冷蔵庫とクーラーボックス

ポータブル冷蔵庫の価格は3WAY>1WAY、大容量>小容量となっていることから

小さくてもそこそこ冷えるポータブル冷蔵庫で保冷剤を凍らせる→それをクーラーボックスに入れて保冷する→保冷剤が溶けたらまたポータブル冷蔵庫で凍らせる

この無限ループを作ることが出来れば、冷蔵庫の容量問題は解決するんじゃないかと考えました。

ここで課題となるのが、ポータブル冷蔵庫の冷却能力とクーラーボックスの保冷能力の2つです。

ポータブル冷蔵庫は-22℃程度まで冷やせる性能があるようですが、それは外気温からの数値であって、車内の温度が20℃だとしたら庫内は-2℃までしか冷やすことが出来ないことになります。

仮に保冷剤を凍らせることが出来たとしても、クーラーボックスの保冷力が貧弱ではあっという間に溶けてしまいます。

クーラーボックスも保冷力や容量、ブランドやデザインによって値段はピンキリ、氷の生産がいまいちなら、せめて保冷能力くらい一番高い方がいいんじゃないかと調べるとありました。

38Lで約6万円!10日間は氷が持つと言われ、保冷力はピカ一ですがお値段もなかなかです、これなら素直に大きいポータブル冷蔵庫を買った方がいいかもしれません。

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家庭用冷蔵庫という選択肢はありか?

家冷蔵庫

「キャンピングカー」「冷蔵庫」で調べると少ないですが、家庭用冷蔵庫を搭載されている人の記事を見つけることが出来ます。

しかし、少ないということは、載せることに何かしら問題があると考えるのが自然でしょう。

キャンピングカーで家庭用冷蔵庫が使われていない理由(予想)

  1. 電源がAC100Vであるため、電力確保が難しい
  2. キャンピングカー内の設置スペースに制限がある
  3. 振動や傾きにより故障する可能性が高い
  4. 前例が少ないことから、導入に及び腰

1の電力問題も最近の冷蔵庫は省エネなので、小型であれば40~50W程度の消費電力で稼働できるため、サブバッテリーとソーラーパネルがあればなんとかなりそうです。

心配な場合は、温度設定を弱にしたり、外気温によっては電源を落とすもしくは、ポータブルバッテリーを使用するなどして夜間は凌ぎます。

2の設置スペースについては、1ドアの小型冷蔵庫を選択すれば問題なく置けそうです。

3の故障の可能性については、ポータブルやビルトイン型違い、家庭用冷蔵庫は家の中で使うように作られているので、リスクはあります。

車は分かりませんが、船で家庭用冷蔵庫が使われているのは自衛官の頃よく見ていました。

数年間は故障することなく稼働していたことから、振動や傾きがあったとしても意外と大丈夫なのかもしれません。

4については、調べ切れていない可能性もありつつ、やってみないと分からないというのが正直なところです。

意外に思いつく家庭用冷蔵庫の問題点はなんとかなりそうな気がします。

もし、冷蔵庫を導入するとしたら、今のところ家庭用冷蔵庫が最有力候補になりそうです、量産されていることから価格も数千円から1万円台とお手頃ですしね。

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まとめ

キャンピングカーに搭載するならどんな冷蔵庫がいいかを考察しました。

やっぱりキャンピングカー専用は高いですね、キャンピングカーオーナーがDIYに走る理由が少し分かった気がします。

おさらいです、キャンピングカーに載せられる冷蔵庫の特徴

  • ビルトイン型(3WAY対応、揺れても倒れない、省電力、超高い)
  • ポータブル(持ち運び可、3WAY対応あり、電源なくてもOK、そこそこ高い)
  • 家庭用(壊れるかも、倒れるかも、消費電力多、安い)

不確定要素、不安要素が多いということで、家庭用冷蔵庫が使われていないのであれば、試してみる価値は十分ありそうです。