キャンピングカーを購入して半年が過ぎました。
週末にしか稼働させられていませんが、2泊3日で遠出もしつつ、少しづつキャンピングカーを活用できるようになってきました。
私は30代後半でキャンピングカー購入に踏み切りましたが、未就学児の子供が3人います。
子供達との思い出を作るためにキャンピングカーを所有することを選択しましたが、その選択は今でも間違いないと思っています。
今回は30代夫婦小さい子持ち所帯がキャンピングカーを買うべき理由を4つ挙げていきたいと思います。
仕事に慣れ、収入が安定している
30代になると、仕事に慣れ職場での立場も中堅クラス以上になり、バリバリ働かれている人も多いことでしょう。
収入も若い頃と比較するとだいぶ増え、安定した生活が送れるようになります。
それに伴い、結婚し家庭を持ち始めるのが30代です。
住宅や車の購入など生活スタイルに合わせて、多くの資金が必要な時期でもあります。
年収が増え、勤務年数が長くなるにつれ社会的信用が高くなります。
同時に金融機関からの借り入れ金額が高くなりかつ審査が下りやくすなります。
キャンピングカーは年式や装備によって値段がピンキリです。
新車になると1000万円近くするものも珍しくありません。
中古車でも100~500万円は見ておくといいでしょう。
お金が必要な時期に現金を手元から減らすのは、不安です。
そんなときは自分の社会的信用を活用し金融機関から借り入れを行います、仕事が安定していればカーローン審査には問題なく通るでしょう。
私がキャンピングカーを購入した当時、学生の立場で社会的信用も収入もゼロでしたが、働いている妻の信用を利用してカーローンを組みました。
なのでキャンピングカーの所有者は妻になっていますが、家族で使うので問題なし。
但しローンなので金利の確認と無理のない返済計画を立てることは必須となります。
時間の制約から解放される
子供といると時間通りに物事が進みません。
朝起きて朝食を食べ、用を済ませ、着替えて、荷物を持って出発する。
たったこれだけの事にも関わらず、手間と時間が掛かります。
電車の出発時刻、ホテルのチェックイン・チェックアウト、バイキングの時間、アトラクション施設の利用時間などなど、その時間までに間に合わないと後の予定が総崩れする可能性があります。
キャンピングカーがあれば、ゴールから逆算して時計を気にする必要がなくなります、つまり時間に追われることが無くなるということです。
唯一やることは時間に余裕をもって出発するだけ、新幹線のチケットもホテルの予約もいりません。
車を止めて宿泊できる場所や食料の調達、入浴施設の確認も事前にしておくと楽ですが、移動中に十分調べる時間があります。
小さな子供連れキャンピングカーの移動で、余裕を持って出発したのに意外に時間が掛かってしまう原因の一つが、トイレ問題でしょう。
子供のトイレの度に探して止まっていては、いつまで経っても目的地に着きません、トイレは、キャンピングカーに必須の装備だと思っています。
最大の理由は
- トイレを探さず、最悪移動中でも用が足せる。
キャンピングカーだからと言って、移動中にシートベルトを外してはいけません。
しかし、子供たちの尿意は突然やって来ます、しかも訴えてから限界突破までの時間が非常に短く、とても緊急性が高いモノです。
高速道路では次のPA・SAまで距離があったり、一般道でもコンビニがすぐに見つかるとも限りません。
焦ってトイレを探していると、事故を起こす確率が高まる上に、見つけたとしても大きなキャンピングカーを、素早く駐車させるにはかなりの熟練度が必要となります。
そんな場合、車内にトイレがあれば、緊急回避的な手段として使用でき、最悪の事態を免れることが出来きます。
我が家のキャンピングカーにはトイレが付いていませんでしたので、後付けでポータブルトイレを設置しました。
ポータブルトイレは構造が簡単で壊れにくく、費用が安く、汚物の処理が簡単なことから、ボットン便所タイプを使用しています。
キャンピングカーがあまり普及していない日本では、水洗式ポータブルトイレの汚水を処理できる場所が限られます。
汚物を固めて、燃えるごみとして処理できるボットン便所タイプの方がシンプルで楽ですね。
キャンピングカーのリセールバリューは高い
子供がいる家庭が所有する車の選択肢で、一番多いのはワンボックスカーですが、大きさやグレードによって値段はピンキリです。
年式の古いものであれば数十万円ですが、新車になれば300~400万円もするものがあります。
新車で買って1,2回目の車検時に売却することで、高額な下取り価格を維持しつつ次の車の購入資金当てられます。
それでも3年で新車価格の70%、5年で50%程度で売れれば御の字です。
それに比べキャンピングカーは乗用車と比較して生産台数が少なく、装備品やレイアウトもオンリーワンであることから、リセールバリューは非常に高いモノとなっています。
私の購入したコルドバンクスは、15年落ちの中古車ですが車体価格が約400万円。
中古乗用車では、15年落ちで新車価格の約20%程度まで落ちることを考えると破格の値段です。
我が家は長女が小学校を卒業するまでを、キャンピングカーの保有期間と考えています。
中学生になると勉学や部活動に精を出すこととなり、家族でのんびり出かけられる時間が限られてくると考えているからです。
約8年後になりますが、現在のキャンピングカーの中古車価格から予想すると150~200万円程度の売却額になるのではないかと勝手に思っています。
購入金額から差し引くと、皮算用ですが約200万円程度で8年間キャンピングカーが保有できると思うと意外に安いのではないでしょうか。
子供と思い出が作れる
キャンピングカーがなくても、子供との思い出はたくさん作ることが出来ます。
ただキャンピングカーがあるのとないのとでは、子供に与えるインパクトが違うということです。
キャンピングカー購入前にお試しでレンタルしたとき、しばらく子供達は「またキャンピングカー乗ろうね」「今さっきキャンピングカー走ってたよ」とすっかりキャンピングカーかぶれになっていました。
キャンピングカーは子供たちにとって乗るだけで楽しいものだと思います、運転席の上や後部には2段ベッドがあり、はしごを使って上り下りできます。
小さな窓やスイッチ類がたくさんあり、開けたり閉めたり、ライトをつけたり消したりいじりがい抜群です。(おかけで、網戸壊されました(´;ω;`))
車内にテーブルやシンクがあり、ご飯も家と同じように食べられる。
狭いながらもシャワーが浴びられ、お家とは違った新鮮さを体験できます。
正直キャンピングカーとは、子供だけでなく大人も一緒に楽しめる大きなおもちゃといえるでしょう。
私の持っていたイメージですが、キャンピングカーはとても高価で、それに乗ってる人たちは金持ちであって、庶民の自分には全く手が届くような代物ではないと思っていました。
もちろん新車は家が買えるくらいの値がするものもありますが、中古車を探せば十分庶民の我々でも所有できる価格の車両は沢山あります。
乗るだけでも楽しいキャンピングカーですが、衣食住が車内で完結できることから、キャンプのハードルがぐんと下がります。
どういう事かというと、キャンピングカーがあればキャンプ場に行っても怖くないということです。
キャンプといえば、テントやタープを張って、BBQコンロで火起こしして、テーブルやイス、ランタンを用意してくつろいだりします。
何があればいいか?最初は非常に戸惑いますし、いろいろ揃えると費用がかさみます。
キャンプ初心者であってもキャンピングカーがあれば大丈夫!キャンプ場に乗っていくだけで準備完了です。
寝る所も、食事する所も、くつろぐ所もすでに車内にあるのでなんの手間のありません。
私はキャンプに憧れがありましたが、準備や片づけを考えると面倒でずっと敬遠していました、しかしキャンピングカーを購入してからは子供を連れてよくキャンプに行くようになりました。
理由は至ってシンプル、簡単だからです。
しかもBBQのために、とりあえず【コンロだけ買っみる】→食材を置くテーブルがない、食材を保存する冷蔵庫もしくはクーラーボックスが欲しい、もっと簡単に火起こししたいなど問題点や要望が挙がることで、次に購入する物品の優先を考えることが出来ます。
BBQの準備を子供と一緒にやるだけでも楽しめます。
キャンプでは熱い物や鋭利な物が沢山あって、子供にとって危険ですが正しい知識と使い方を学んで親と共に成長してもらいたいと思います。
まとめ
30代子持ちの世帯がキャンピングカーを購入するべき理由をまとめると
- 収入が安定してるからローンが組める
- 電車の時間やチェックインの時間を気にしなくていい
- 結構高く売れる
- 思い出づくりの便利ツール
子供の成長は早く、あっという間に大きくなってしまいます、一緒に過ごせる(思い出を作れる)時間は非常に短いと考えるべきです。
子育てや仕事が忙しいためか、収入の問題かは分かりませんが、キャンピングカーを20代、30代で所有している人はとても少ないようです。
子育てが終わり、貯蓄や収入が高い50代、60代になるとキャンピングカー所有率がぐっと高くなる傾向があるようです。
夫婦でのんびりキャンピングカー旅行も魅力的ではありますが、忙しい子育て現役世代にこそキャンピングカーは活躍してくれるはずです。
限られた時間を有意義に過ごすためのツールとして、キャンピングカーを30代で購入することを強く推奨します。