准看護師養成学校2年間を働かずに過ごす方法

働かない 看護

35歳まで職を転々としてきましたが、一念発起し准看護師になるため養成学校に通うことを決意しました。

私が通った准看護師養成学校は2年間の教育で准看護師の資格が取得できるうえ、働きながら通える時間割となっているのが特徴です。

授業の開始が午後からとなっていて、午前中と授業後に少し働けることから、シングルや独身でも金銭的に負担を少なくできるのが売りということだそう。

そんな働ける環境があるにも関わらず、私は「勉学に集中する」というもっともらしい理由で2年間働かずに過ごしきりました。

准看護師養成学校には様々な人が集まります。

高校卒業したばかりの人や子育て中の主婦(夫)、シングルマザー、独身社会人経験者など、年齢や生活背景は皆バラバラ。

働きながら通える准看護師養成学校は一見魅力的に感じるかもしれませんが、座学テスト、実技試験やそれに伴う練習、病院での実習などが始まってくると、授業以外の時間にも制約が出てきます。

学校と仕事と体調のバランスをとるのは大変だと判断した私が、2年間働かずに済ませた方法を紹介します。

妻にフルタイムで働いてもらう

妻 正看護師

働かずに過ごす第一条件として、収入源の確保があります。

まず、私の通った准看護師養成学校の学費はこんな感じ

入学金:300,000円(入学時)
授業料:360,000円(年間:2回に分けて分納)
施設費:100,000円(年間)
実習費: 50,000円(年間)
※教科書・白衣代は、実費。

その他以外に掛かるのが通学費、自家用車での通学は近年許可されていますが、駐車場代はもちろん実費、実習先への移動も公共交通機関のみ使用可能なので電車、バス代がかさみます。

2年間トータルで132万円+αの費用が必要になる上、自身で働く時間が制限されることから収入も大幅に減少します。

つまり、自分以外の働き手がいてかつ十分な収入があることが、働かずに2年間を乗り切る絶対条件といえるでしょう。

学校に通いながら働いている人たちには、生活を維持するためという、やむを得ない理由があります。

「働かなくていいのなら、学生期間中に働きたくない」というのが皆の本音です。

私が幸運だったのは妻が看護師であり、正規の職員として安定した収入が見込めているということ。

職を転々としていた時にも、妻の属性の高さに甘えさせてもらっていたのは、正直なところあります。

今回も「2年間学校行ったら、仕事続けて頑張るからお願いします!」と決意表明し、妻の労働力に頼る選択をしました。

また副産物的なものですが、妻がフルタイムで働いてくれるおかげで、保育園に子供を預けておくことが出来ます。

子供は当時2人いて、まだ下の子が1歳になったばかりでしたが、2人とも保育園に入園させることが出来きていたのは幸運でした。

7:30~18:00までは預け入れ可能(18:00以降も延長保育あり19:00まで)なので、養成学校の登校前後に保育園の送り迎えができる環境にありました。

幼稚園児や小学生では、ここまで長時間親元から離すことが出来ないことを考えると、保育園は私が在学期間中なくてはならない存在として、ありがたく利用させていただきました。

その分その期間中は、子供達にも大きな負担を掛けることになりましたが、妻のサポートもありなんとか乗り切ることが出来ました。

今でも感謝をしています。

複数の奨学金貸与

奨学金

2年間の生活費は妻が稼いでくれるので心配ありませんが、130万円以上の学費等の捻出方法です。

貯蓄はある程度ありましたが、何かと支出の多い子育て世帯にとって、一括支出ではないものの130万円以上の出費はかなりの痛手です。

そこで検討したのが返済免除条件がある奨学金の貸与です。

返済免除条件とは、奨学金を貸与する機関が定める施設で、一定期間以上就労することにより貸与した奨学金の一部または全額の返済を免除するというものです。

簡単に言えば、「お金を貸した期間以上働けば返さなくていいよ」ということです。

また、奨学金は一つではなく複数の機関から重複して貸与が可能なことから、県、市、就職予定施設がそれぞれ設定している奨学金制度に申し込み、なにも問題なく貸与されることとなりました。

3か所から2年間合計で約290万円、毎月平均すると約12万円。

学生期間中に労働収入でこの金額を稼ぐのはほぼ無理です、同期に休みを返上し睡眠時間を削ってメチャクチャ頑張って働いていた人もいましたが、それでも10万円足らずだったそうです。

奨学金制度を利用すれば、将来の自分の働き先と働く期間に制約を掛けることで、労働時間ゼロで一時的に収入を得ることが出来ます。

なお各機関からの振り込み時期はバラバラなので、毎月安定した金額が振り込まれるわけではありません。(県:4か月毎、市:半年毎、施設:毎月といった感じ)

奨学金を申請するにあたって肝に銘じておきたいのは、奨学金はあくまで貸与されているだけで、一定期間が過ぎるまでは返済義務が常に付きまとっていること。

どんなに頑張る覚悟があったとしても、新人准看護師の1年目を乗り切れるかどうかは、職場の環境に大きく左右されます。

奨学金制度があるからという理由で、安易に職場を選んでしまうと、私のように後から大変な目に遭いますので、借りるかどうかは十分検討してからでも遅くありません。(就学途中からでも申請可能なものもあるため)

奨学金以外では失業手当が貰えます、90日分なので約3か月分、前職の5~8割程度の金額が給付されます。

自分の給付条件や給付金額については厚生労働省のHPを参照してください。

少し面倒なのが申請する曜日が設定されているので、学校の予定とうまく合わせなければいけません。(一年生の初めのうちは座学メインでテストもまだないので、入学間もない頃がおすすめ)

他には失業保険の給付条件に、「就職活動」があるので、ひと月に2回以上ハローワークで求人の閲覧(見るだけでも就職活動にあたります)をして、その証明をしてもらうことが必要です。

月2回5分程度椅子に座ってパソコン触るだけで、10数万円の給付が得られるなら十分労力に見合います。

准看護養成学校入学前に働いていた人は、是非受給してください、もともと自分が払ってきた雇用保険代ですし、再就職する気が全くなくても問題はありません。

その他

給付金

私が利用できなかった給付金制度の中で、おすすめを3つ紹介します。

  • 専門実践教育訓練給付金

2年以上働いてから准看護師養成学校に入学した場合に頂ける給付金です。

雇用保険制度の一つにあたり、厚生労働省が定める教育機関で掛かった学費の50%が後から支給されます。

卒業後1年以内に資格を取得して働き始めると、更に20%つまり合計で70%相当額の給付金が貰え、かなり金銭的な負担を軽減してくれるものになっています。

私がなぜ就業期間は条件を満たしているにもかかわらず、こんなお得な制度を利用できなかったのかというと、1年前に介護職員初任者研修を受講し、その際に給付金を申請してしまったためです。

詳しい支給要件や支給額はこちら

前回給付されてから3年以内の再給付は出来きないようです。

私のようにコロコロ仕事を変えていると、本当に必要な時に大事な制度を利用する機会を失ってしまうので、よく検討してから申請することをおすすめします。

自分が受給できるかどうかよく分からない人は、近くのハローワークで確認してもらうこともできるので、一度訪ねてみるのもいいでしょう。

  • 自立支援教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金の母(夫)子家庭バージョンになります。

専門実践と大きく違う点は、支給要件に過去の雇用保険支払い期間は、全く関係ないことが挙げられます。

つまり時短パートでも無職でもOKということです。

その他の要件としては、①児童手当を受給できる程度の収入しかない、②高収入を得るスキルを持ち合わせていない

とありますが、そもそも高所得のシングル家庭に、更にお金をかけて教育訓練なんか必要ないでしょうから当たり前といえば当たり前の条件です。

条件が緩い分なのか分かりませんが、支給額は学費の60%相当額となっています。

詳しくはこちらを参照。

  • 高等職業訓練促進給付金等事業

これもシングル家庭専用の制度となります。

教育訓練給付金は学費に対して、60%相当額が卒業後に支払われるものです。

「准看護師養成学校は働きながら通える」という触れ込みは嘘ではありませんが、実際は勉学と仕事、子育て、自分の健康の全てを守ることは難しいと言わざるを得ません。

妻に働いてもらい、子供を長時間保育園に預けて、やっとまともに学校に通えていた自分としてはシングル家庭の大変さは想像すらできません。

高等職業訓練促進給付金等事業は、長期間資格取得のため学校に通う必要のある、母(夫)子家庭の生活費負担軽減のための制度となっています。

支給要件は①児童手当を受給できる所得であること②1年以上養成期間があること

准看護師養成学校は2年間通うので、その間毎月約7~14万円が支給されます。

もし准看護師資格取得後、更なるランクアップのため正看護師養成学校に進学する場合は、更に1年プラスして通算3年間支給を受けることが出来きます。

詳しくはこちら

今までの生活を維持できなければ、資格取得なんてとても考えられませんが、シングル家庭はこういった公的な支援があります。

上手く活用して収入のアップにつなげていければ、先々の安心にもつながるのではないでしょうか。

紹介した制度以外にもいろいろ助成はありますし、実家に頼ったり、返済義務があっても無利子の奨学金があったり、意外と少ない貯蓄でも学費を補うことが出来ます。

家族や国からの支援を最大限活用し、働かない選択肢を選び学業に可能な限り専念すると、准看護養成学校ライフの難易度は大きく下がります。

「准看護師養成所に行きたいけど、働けなくなるとお金が、、、」と思っているならぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

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