糖質コントロールの継続が透析への近道

血液検査 看護

透析クリニックに勤めていると毎日透析患者に合うことが出来ます。

血液透析は隔日で週に3回、一日4時間行い、体の余分な水分や老廃物を取り除く治療を一生続ける必要があります。

もちろんその誰しもが、好き好んで透析治療を受けているわけではありません。

患者は皆、死と透析を天秤にかけた結果として透析を自ら選ぶわけです。

今日本で透析をすることになる病気の第一位は糖尿病です。

糖尿病の3大合併症である糖尿病性腎症が原因となり腎臓の働きが悪くなって、透析をせざるを得ない状態になります。

透析導入原因の一つである糖尿病、その糖尿病になる原因はというと加齢と生活習慣になります。

つまり、すべての患者とは言いませんが、多くの患者が好き好んで受けているわけではない透析治療に、知ってか知らずか自ら選んで進んでいる現状があります。

「糖尿病→透析」への流れはある意味自分の努力(継続)のたまものなのです。

今回はどんな食生活を続けると糖尿病になり、そして透析患者になれるか紹介していきます。

糖質の多い食品

お菓子

糖尿病になるには多くの糖質を体に取り込む必要があります。

 糖質とは何も甘いものに限りません、ご飯やパン、麺類にも多く含まれているので、3食必ず炭水化物を摂ることをおすすめします(お替りすればなおよし!)

 

【特に糖質の多いものは以下の食品になります】積極的に食べましょう。

  • 穀類(ご飯、パン、麺など)例:ご飯(白米)1膳160gに、58.88gの糖質
  • 芋類 例:100gあたりサツマイモ29.2g、ジャガイモ16.3g、長芋12.9g、里芋10.8gの糖質
  • 根菜類(にんじんやゴボウ、れんこんなど)
  • 果実類(りんご、ぶどう、バナナなど)
  • 粉類(ホットケーキ、お好み焼き、たこ焼きなど)
  • 甘味料(お菓子、清涼飲料水など)

ご飯が多く摂れる丼もの、ラーメンやうどんを中心に、サツマイモと人参の味噌汁、デザートにりんごを添え、水分はポカリスエット、間食はチョコレートやポテトチップスにすれば常に体を高糖質状態に保つことが出来ます。

 

【お酒の活用】

アルコール類はジュースやお菓子などと比べるとそれ自体の糖質は低めですが、血糖値を上げるのを助ける素晴らしい効果や糖尿病に慣れる誘因が多くありますので、積極的に飲むことを勧めます。

ちなみに糖質の高いお酒ランキングはこちらです。

  1. 梅酒
  2. 甘酒
  3. グレープフルーツサワー
  4. レモンサワー
  5. ロゼワイン
  6. 日本酒

 血糖値を上げるお酒の役割として、肝臓の中に蓄えられているグリコーゲン(多数のブドウ糖できた多糖類)の分解を促進する作用があります。

グリコーゲンが分解がされると血液中にブドウ糖がたくさん増えるので、お酒を飲んだ後は一時的に血糖値を上昇させることが出来ます。

その他に、アルコールには食欲を増進させる効果があります。

夕食のお供として、一緒に飲むと食事が進み、結果たくさん食べることが出来るので、オーバーカロリーによる肥満や急激な血糖値の上昇に一役買うことになります。

またアルコールは糖質こそ控えめですが、それ自体のカロリーは糖質やタンパク質よりも高い7.1kcal/のため、たくさん飲むことで多くのカロリーを体に取り込み、糖尿病の間接的な原因である肥満を引き起こすことに繋がります。

血糖値を上げる上手な食べ方

食事

【次に食べ方です】

  • 沢山食べる(ドカ食い)

血糖値を下げるインスリンが、働き始める前に急激に血糖値を上昇させ、血液中にあふれた糖で身体を糖化させることが出来る。(糖化すると血管壁が傷ついたり細胞が劣化したりし、動脈硬化や老化を引き起こす)

また常にたくさん食べていると耐性がついてインスリンが分泌されても血糖値が下がらなくなります。(インスリン抵抗性)

 

  • バイキングなどで長時間食べ続ける(ダラダラ食い)

長時間食べ続けると結果たくさん食べることになり、血糖値を急に上昇させ、高い状態を維持することが出来ます。

 

  • さっと食べ終わる(早食い)

インスリンは、食事で血糖値が上昇し始めたことに反応して分泌されます。

なので、早食いによりインスリンの分泌より早く血糖値を上げることで、食後の血糖値を高くすることが可能です。

さらに、早食いをすると脳が満腹になったと認識しないうちに、どんどん食べることが出来るので、結果として誰でも「大食い」になれます。

 

  • 食べる順番や種類に気を付ける

もちろん優先的に摂るべきは炭水化物です。

炭水化物には3つの種類がありますが、炭水化物<糖質<糖類の順でより甘く血糖値を上げやすい食品となっています。

  1. 炭水化物(穀物、野菜、果物など)
  2. 糖質(米、小麦、タピオカ、オリゴ糖など)
  3. 糖類(ブドウ糖、果糖、砂糖、乳糖など)

特に、この炭水化物の最小単位である糖類(砂糖菓子類)を空腹時に最初に食べることで、血糖値を急激に上げることが可能です。

同じ炭水化物である野菜は食物繊維を多く含むので、糖の吸収・消化を遅らせてしまうため、最後に食べることをおすすめします。

血糖値を効果的に上昇させるための食べる順番はこうなります。
菓子類 → ごはん・パン・めん → 肉・魚 → 野菜・きのこ・海藻

上記4つ全て出来れば最高ですが、難しいのであればいずれか得な食べ方を心掛けるといいでしょう。

高血糖状態を維持する方法

代謝時間

【最後に、血糖値を下げないポイントです】

  • 食事後に甘いものを食べる

血糖値のピークは食後一時間後程度と言われています。

なので食後にデザートなどの甘いものを食べることで、糖質を追加投入し血糖値のピーク時間を伸ばすことで、長時間高血糖状態を維持することが出来ます。

 

  • 常に何か口にしておく

血糖値が下がってしまうと、空腹感を覚えます。

人は空腹になると、イライラして正常な判断が出来なくなり、仕事や人間関係に悪影響を与えてしまいがちです。

そもそも空腹は体が飢餓状態であることを知らせるシグナルであるため、本能的に何か食べようとするのはごく自然な行動となります。

食事の間隔を2、3時間と空けず、常に何かつまんでいると血糖値を下げずに空腹状態を回避することが出来ます。

 

  • ゆっくり食べない

ゆっくり食べると血糖値の上昇が緩やかになり、インスリンの分泌が間に合ってしまい、身体の糖化を妨げます。

血糖値を緩やかに上昇させると下降も緩やかになってしまうため、空腹感を感じにくくなってしまい、次の食事への意欲が削がれてしまいます。

またよく噛んで食べてしまうと、満腹感を覚え、少ない量しか食べられませんので、血糖値を上げることが出来なくなるということです。

おわり

おわり

人の体は食べたもので出来ています。

糖尿病になり透析治療を導入する一番の近道は、これまで紹介してきた食生活が一番大切です。

ただし、3日坊主では何にもなりません、個人差がありますが何年、何十年と継続することでようやく体の回復機能を破綻させることが出来ます。

そのためには努力しなくても続けられる【習慣】を身につけることが必要です。

毎食必ずご飯を食べる、いつもより少しだけ早く食べる、毎食後にチョコレートを一つ食べるなど、少しの変化でいいので続けることが大切。

その小さな積み重ねが習慣となり、無理なく高血糖値を維持することに繋がります。

自力でいち早く透析患者になるには、糖質コントロールは欠かせないという話でした。

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