1年目准看護師の転職は難しい?診療所を半年で辞めた中年男性の転職活動記録

職探し 看護

准看護師資格取得後初めて就いた、診療所の急性期病棟は過酷さを極め、毎日鬱々とした日々を過ごしていました。

急変や度重なる残業、人間関係の悪さから、3か月目から根を上げ始め、半年で退職することになりました。

准看護師で1年目の転職となると、中途採用とはいえ、技術も知識もゼロみたいなものなので、新卒と同じ扱いになります。

雇用する側からすると、中途採用は即戦力を求めていることが多いでしょうから、年度の途中から1年目の准看護師が、転職するのは簡単ではないだろうと考えていました。

それでも診療所での肉体的、精神的ストレスには勝てず退職、そして転職活動をすることを決意しました。

37歳1年目准看護師が、どんな感じで転職活動を進めていったか紹介します。

転職サイトに登録

転職サイト

まずは王道の転職サイトへの登録をしました。

転職サイトにもいくつかあって、それぞれのサイトごとに紹介する分野で特徴があります。

私が選んだのはマイナビ看護師というサイトです。

選んだ理由は、、、なんとなくです(-_-;)沢山転職サイトがあって、正直どれも大差ないのかな?といった感じだったので、大手っぽいものの一つを選びました。

また、「こっちは扱ってて、こっちにはない求人とかもあるから、いくつか登録しておくといいかも」と先輩看護師(妻)からアドバイスをもらっていました。

が、、あちこちから連絡来ても訳分からんくなるだろうと、自分の処理能力の低さを見越して一つのサイトのみに絞ることにしました。

登録は簡単で、持っている資格、希望勤務地、転職時期、勤務形態などを入力すると電話やメールで連絡がきます。

最初の連絡は「こんな求人ありますよ」ではなく、ヒアリングから始まります。

今の職場の何が自分に合っていないのか?なんで転職したいと思っているのか?何を転職先に求めているのか?話の中で自分と向き合うことになります。

話をしているうちに、だんだん職場の愚痴ばかりが出てきてしまい、エージェントに申し訳ない気持ちになります。

転職サイト利用経験者の妻に言わせると、「情報漏洩は絶対ないし、エージェントも看護業界の大変さは理解しているし、愚痴を含め話を聴かないと、本人が何を求めているか分からないから、思いっきり愚痴ってOK」とのこと。

エージェントは聞き上手なので、普段言えないことを聴いてもらって、自分の気持ちをスッキリ整理させつつ新たな職場の手がかりを探すのもありだと思います。

働く条件を提示

条件

これが多分一番難しく、一番重要なことです。

エージェントと話しながら考えてもいいかもしれませんが、私の場合ある程度やりたくない、避けたいことが明確でしたので、以下の条件で求人を探してもらうことにしました。

  1. 急変が少ない
  2. 看護師一人配置にならない
  3. 教育体制が整っている(独り立ちまでゆっくり見てくれる)
  4. 自宅から20㎞圏内
  5. T区内かつ200床未満の医療施設

優先度が高い順に1~5の条件を提示して、だんだん緩和していく作戦で行きます。

1と2は絶対外せない条件です。

前職の診療所で、看護職が怖くて夜も眠れなくなった原因がここにあることから、同じ過ちを繰り返さないため最重要条件としました。

希望の施設としてはデイサービスや訪問入浴、老人ホーム、慢性精神科病棟、各種クリニックが見つかれば続けていけそうな気がしますがどうでしょう。

3も出来れば整っていてほしいです、新人のフォローが少ない職場では怖くて働けません。

課題は業務時間内で終えられるものを出してくれて、家に持ち帰らない!覚えも悪いので気長に成長を見守ってくれるゆとりある環境で働きたいです。

乳幼児が3人いて、妻と家事育児を共同していることを考えると、休日に家庭で課題や調べ物をしている暇などないのです。

4は通勤に使える手段が公共交通機関を除くと徒歩か自転車しかないためです。

車を一台しか所有していないので、私が通勤で使用してしまうと、残された人が困ってしまうため、出来る限り家から近い所がいいという話です。

プラスして保育園の送り迎えを考えると、通勤に使う時間を出来るだけ圧縮しつつ、自転車でそのまま行けるくらいが望ましいかな。

5は奨学金返済金額が変わってくる、経済的に大事な項目です。

T区内は山間部で、人口が少ない所謂田舎にあたります、医療施設も少なく医療従事者が少ないため、資格取得後にT区内で就労すると月6万円もの奨学金が免除になります。

金額の高さや当初勤めていた診療所が、T区内であったことも奨学金申請の後押しとなっています。

しかし、転職先を探す際にここがかなりネックとなります。

希望の転職先の医療機関が少ないもしくはない可能性が非常に高い、自分で探してみても目ぼしい施設は見当たりませんでした。

ネット上に掲載されていない、小さなクリニックとかもあるかもしれないと藁をもつかむ思いで条件に入れました。

ちなみにT区内で転職先が見つかれば、約110万円分の奨学金が返済延長となります。

もう一つの200床未満の医療施設というのは、県の奨学金返済免除要項にあたり、県内の医療施設で、その条件を満たすことが出来れば約50万円の返済免除です。

自分で職探し

自己検索

期待に胸を膨らませながら、待つこと数日。

エージェントからは、まず予想通りT区内に該当する医療施設が少ないことと、あっても求人を募集していないことを伝えられました。

もう少し街の方まで地域を広げてもらえれば、対象施設も多くなり紹介できる求人も増えると思われるとのこと。

調べてもらった施設の一覧を見せてもらいましたが、だいたい自分で探していた目ぼしい所ばかりが並んでいました。

また同じような辛い思いはしたくないし、奨学金も出来るだけ返済したくない、できれば両方叶えたいのが本音です。

しかし、現実は甘くありません、ないものはないのです。

それならばと、自分で直接連絡してみました。

なぜ?求人サイトに登録したのに、わざわざ自分で連絡してみたかというと、転職エージェントを通すと紹介料などが掛かり、病院としてはメリットが薄くなるようです(妻情報)

医療施設によってはエージェント経由はお断りしているけど、個人の求人応募はウェルカム的な所も確かに存在します。

 200床以上ですがT区内の療養型病院と、T区内ではないですが自宅から徒歩10分の無床透析クリニックに、直接問い合わせることにしました。

奨学金は出来る限り返還したくありませんでしたが、また奨学金目当てで職場を選んでしまうと同じ過ちを繰り返しかねません。

かといって全額返還も経済的に辛いので、市もしくは県どちらかの要件に該当する医療施設を選びました。

有難いことにメールで連絡すると、2か所とも直ぐに面接の日取りが決まりました。

一つはまだ診療所勤めだったので、なかなか休みが取れず、面接日がだいぶ先送りになってしまったことを記憶しています。

退職後の準備があるにもかかわらず、有休を消化させてくれなかったのは非常に残念です。

医療従事者が退職するときに有休を残すのはあるあるだそうですが、辞めることに対して負い目を感じてしまい、最後の最後まで他人に気を遣ってしまう自分が情けないたらありゃしない。

まあ、過ぎてしまったことを嘆いても仕方ありませんので、今自分のできることに集中していきます。

履歴書作成と面接

履歴書

初めに転職といえば、まずは履歴書です。

転職の度に、何度も書いてきた履歴書を今回も作成していきます。

職務経歴書は必要ないとのことだったので、一安心(37歳にして作成した経験なし)

私の場合、記入内容で先方に誤解を与えないよう、注意しなければいけない事がありました。

それは「退職日が決まっていること」を職歴に明記しておくことです。

<記入例>

H○○.○○ ○○病院を一身上の都合により退職
R〇.〇 ○○診療所入職(R〇.〇.31退職予定)
                              以 上

 転職活動しているので、現職を辞める気満々であることは分かるだろう、面接時に口頭で伝えればいいだろうと勝手に考えていました。

しかし雇用側の立場で考えると、採用するにあたっていつから働けるかを把握することは、必要なことの一つでしょうから、ちゃんと書いておくと親切です。

経歴や資格は変えられないものなので、淡々と記入可能ですが、毎回頭を悩ますのが志望理由です。

なんで前職を辞めたのか?なんでここを選んだのか?を簡潔に書いていく必要があります。

噓を書いても、面接時にちぐはぐな応答しかできなくなりますし、また嘘を重ねて話すことになりかねませんので、自分の気持ちを素直に表していきます。

<記入例>

志望理由
前職は高齢者、障碍者施設に入所している患者が主で、急変しやすく命に関わる状態の方ばかり看護してきました。急性期の病棟ということもあり、入退院も頻回で2週間でほぼすべての患者が入れ替わってしまい継続的な看護がしづらい環境でした。透析看護では人数は多いかもしれませんが、落ち着いて長く一人の患者に関わることが出来き、個別性を持った継続的な看護ができると考え貴法人を志望いたしました。

こんな感じの内容だったと記憶しています。

可もなく不可もない表面的なものですが、今まで面接時に志望理由について言及されたことはないので、それっぽいことを書いていればいいのかもしれません。

辞めた理由の一つに労働時間過多、人間関係や教育体制への不満はありますが、志望理由には適さないので触れていません。(前職を辞めた本音はこちら

志望理由にも、退職が決まり前職への不満をぶちまけたいところですが、そこはグッと抑えて前向きな面を強調します。

例えば、前職と比較して「自分にはここが合っている」とか、「自分がやりたいことがこっちなら出来る」的な内容の方がポジティブに相手に伝わっていいでしょう。

次に面接時の応対です。

面接では前職(診療所)を辞めた理由より、職歴に書かれている自衛官を辞めたことの方が興味をそそるようで、退職して6年以上経ちますが未だに聞かれます。

自衛隊の仕事内容を熟知している人はほとんどいませんので、いくらでも脚色できますが、こちらも正直に「過酷な勤務による体調悪化」「子供ができ私生活とのバランスをとるため」この2点でほぼ納得してもらえます。

長時間の激務そして過労による鬱経験、乳幼児が3人いてワークライフバランスを重視していること、自衛隊退職後に妻(正看護師)の勧めで介護職→看護職という話の流れは個人的に鉄板だと思っています。

履歴書では学歴、職歴しか分かりません、時系列でライフイベントも交えると、なぜ転職したのかという理由に説得力が出ます。

そのときどんな気持ちで転職を決断したか?家族の思いはどうだったか?理路整然とした説明よりも、口下手でも自分の思いや感情のほうが人間味が伝わります。

要は今まで経験したことを元に、自分が何を大切にしていて、それを叶えられそうなので、ここを選んできました、ということが伝えられればOKかと思います。

終わり

終わり

2か所(200床以上でT区内の療養型病院と、T区外で自宅近の透析クリニック)の面接を受けて、両方とも採用という結果でした。

後日、採用不採用の連絡をするという形ではなく、空気的に面接中にほぼ決まったような感じで、私が良ければ病院側は喜んで採用します的なニュアンスで言われました。

併願していることは面接時に伝えていたので、採用結果の如何によって再度連絡するという形で、両方の施設の結果が出るまで待たせることにしました。

給料の額も多く、奨学金の返還が少なくなるT区内の療養型病院のほうが金銭的には有利でしたが、前職の診療所での辛い経験もあり、病棟勤務への恐怖感がぬぐい切れていない状態であることも確かでした。

自分の独断で奨学金を借りて、自分の都合で診療所を退職した立場としては、少しでも家計の負担を減らすため、上記の施設に転職することがせめてもの罪滅ぼしだと思いました。

妻からは、どちらでも好きな方を選べばいいよとのことでしたが、病棟から離れて気分転換するのもありかもねと助け船を頂きました。

給料も前職より安く、奨学金返済の差額が50万円以上ありましたが、勤務時間、通勤時間が短く、介護度の低い人たちが多く肉体的負担も少ない透析クリニックの方へ打診しました。

こんなおじさん准看護師を採用する気でいてくれた療養型の病院に、御断りの電話を入れるときは申し訳ない気持ちで一杯でしたが致し方ありません、またご縁がありましたらよろしくお願いします。

37歳1年目准看護師の転職活動はこんな感じで終わりです。

准看護師1年目でも中年男性でも転職が出来たことを紹介しました。

人からどう言われようとも、働きやすい職場を探して転職することは悪ではありません、むしろ長く務めるために、少しでも過ごしやすい環境を自ら整えるのは、必要なことだと言えるでしょう。

転職に悩んでいる准看護師1年目の方々に少しでも参考になれば幸いです。

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