30代既婚子持ち男性が正看護師ではなく准看護師をあえて選んだ理由

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初めて看護師を仕事にしようかなと意識し始めた頃は、漠然と『どうせなるなら正看護師でしょ』と思っていた時期がありました。

理由は妻でも取れた資格だし(←舐めすぎてました、すみません😢⤵⤵)、救急の現場で命を救うのってなんかカッコいいイメージ(←テレビの見すぎ)あったし、夫として妻より高収入を得たい、属性が劣るのが恥ずかしい、職として博がほしいなど、今考えると恥ずかしいですが見栄の塊のような男でした。

当時は新聞配達員として働いていたので、非常に不規則な生活をしつつ、空き時間を見つけては少しずつ勉強していました。もちろん一般入試は科目も多く倍率も高いので、社会人枠がある学校を選びます。電話で問い合わせ、社会人歴や年齢などを伝えると、受験資格はあるので大丈夫だと回答をもらっていました。

確か社会人入試は国語、一般教養、論文だったので国語8割、一般教養と論文に1割づつ位の力配分でやってたと思います。文系でしたが論文は書いたことなかったにも関わらず、文章なんてその場でお題を見て書けるでしょと舐めまくっていました。

見栄の塊の癖に努力が嫌い、やる気だけはこんなにあるのに、なんで看護に関係ない勉強しなきゃいかんのかな?と日々愚痴がこぼれます。いよいよ願書を提出し、この勉強しなきゃいけない状態から解放される日が近づいたことに安堵してた頃、志望校から連絡が入りました。

願書の不備でもあったかな?と折り返すと担当者から「願書の履歴を確認したところあなたには社会人入試の資格がない」とのこと。

電話で問い合わせてから数ヵ月間、社会人枠で受けられるものとばかり思い、その勉強しかしてこなかったので、担当者からの言葉はあまりにも衝撃的でした。

「いや以前確認したときの担当者からは大丈夫だと言われたし、そもそも一般入試しか受けられないのであれば応募なんかしていない、入試代は返還してもらえるのか?」とかなり腹が立って捲し立ててしまいました。

「返還はしかねる、社会人入試資格はなくても一般入試は受けられるのでそちらで挑戦してみては?」と全く非を認める様子も対応する気もなさそう。無理なものは何を言っても無理だということみたい。あの時もっと自分がしつこく確認していればよかった、今さら後悔しても遅い。

モヤモヤしたまま受話器を置くと、近くで聞いていた妻から「まだ時間あるから諦めないで今からでも勉強してみなよ!」と励ましの言葉。

払った入試代は戻ってこない上に、入試もキャンセルでは完全に負け犬です、たとえ負け戦になる可能性が高くとも最後までやりきってみようと決心しました。

奇跡を信じて数学と英語の問題集を買い足し、勉強量が倍増しつつも牛歩で進みますが、入試までの時間が残り少なく、圧倒的勉強不足のためあえなく玉砕することになりました。

社会人になってから正看護師の専門学校入試で学んだことは、①働きながら高校生と同じ土俵に立つのは並大抵のことではないということ。②なんで看護師になりたいのか?明確なビジョンがないと受験勉強すらおぼつかないこと。③休みの娯楽や睡眠、家族との時間を犠牲にする覚悟や妻の理解と協力が必要不可欠であること。

①私の場合、学力が低く根っからの勉強嫌い、努力は出来るだけ最小限にしたかったので、高校卒業程度の学力を求められる、正看専門学校の敷居は高かった。中学卒業程度の学力でいい准看の養成所のほうが現実的。

准看護師養成所の入試には社会人枠や推薦は一切なし、定員全て一般入試(国語、数学、社会、作文《←論文じゃない》、グループワーク)で合否が決まる、去年の問題を願書を取りに行った際に受けとることができ、それを参考に准看護師用問題集を2~3通りやったら何とかなりました。

職場に卒業生がいれば過去問を持っている可能性があるので、コンタクトをとってみるといいかも、私も病院で介護職として働いているとき先輩から過去問を頂いて勉強し、准看養成所合格後、また次の世代に渡していきました。

②妻が持っている資格だし、、自衛官だったから救急隊員みたいなこと出来たらなんかカッコいいよね、、給料そこそこ高そうだし、、と全く看護師の仕事の大変さなんか度外視で動機が不純かつ不明確。

結局、これといった理由も見つからず、准看護師養成所入試面接での志望理由は、『嫌な看護師に偉そうに命令されたくないから、知識と技術を身につけて准看護師として病院で働きたい』と結構正直なところを伝えたら受かってしまいました。

③正社員として働きながら勉強時間を捻出するには、多くのものを捨てないといけないし、家庭があると仕事以外に家事育児にも時間を取られるので、妻との関係はとっても大事。

しかも入試の勉強、受かったら学生期間中も3年間勉強+無収入という負担を担うのは妻になり、仕事と家事育児の大部分を任せられるだけの経済力と体力、精神力を兼ね備えたスーパーウーマンでなければ務まらない。要は大量の金と自分と他人の時間がいるということです。

入試勉強は中学校卒業程度の学力なのでかなり負担は減りました、正看護師専門学校受験後、介護職として病院勤めに変わり、職場の理解もあったので励みになりました。正看護師と違い准看護師養成所は2年で資格がとれるので、妻に掛ける負担も減ります。

しかも私の受けた学校は午後から半日授業でカリキュラムが組まれていて、働きながら通えることをイチオシにしている所だったので労働収入も得られる環境です。

子供を保育園に送り、授業後迎えにいくことも可能でした。働くことも選択肢としてありましたが、勉学や実習に集中するため奨学金をかき集め、学費+生活費の足しになるくらい学生ニートでも貰っていました。奨学金に関しては後に後悔することになるので、個人的にオススメ出来ませんが、就職先を吟味して奨学金の種類を慎重に選べば全くなしとも言えないかな。

まとめると私が正看護師ではなく准看護師をあえて選んだ理由は

・学力の問題(高校卒業10年以上経った中年男性には入試のハードルが高すぎ)
・学生期間が2年(金と時間の負担が軽い)
・全日制じゃない(働かなければ家庭と学業の両立が何とか出来る)

准看護師養成所の2年間は確かに大変でしたが、3年間全日制のカリキュラムが組まれている正看護師専門学校と比べると圧倒的に家庭を持っている人向けと言えます。

准看護師になってしまえば、そのまま働くことも正看護師資格取得のため進学も可能(成績によっては推薦もしてくれる)、正准の差がなく働ける所を選べばそれほど給料が見劣ることもありません。

看護に興味はあるけど、正看護師専門学校の入試や期間がネックなら、准看護師養成所も視野にいれてみると選択肢が広がるかもしれませんよ。

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シズカ@誰得?中年准看護士の日常
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