透析准看護師は病棟介護士より給料安い!?薄給過ぎて辞めたくなる

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SYOUGAKUKINNHENNSAI仕事

自衛隊退職後、無資格の介護士として働き始め医療業界への門を叩いてみましたが、無資格、未経験だけあって基本給はメチャクチャ低かったです。

独身であれば慎ましく生きていけるレベルですが、家庭を支えられる経済力には程遠い状態で、無資格介護士単騎では夜勤にガッツリ入って、ようやく必要最低限度の生活が送れるというのが現実です。

それではあまりにも絶望しかなかったので、低所得とはいえ2年間の就労賃金を捨て、家族の協力や奨学金に頼りなんとか准看護師資格を取得しましたが、、、年収は上がらなかった残念な話をします。

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病棟介護士の場合

病棟

病院の看護助手で働き始め、おむつ交換、配茶、吸引瓶、吸入器の洗浄消毒、中材物品の補充、検査出し、コール対応、トイレ介助、食事介助、清拭、陰洗、エンゼルケアなど一般的な介護業務を一通りやっていました。

海上自衛官として10年以上肉体労働を続けてきましたが、慣れていないことを差し引いても介護業務はかなりしんどい仕事の1つだと思います。

もしこれから始めようとしている人は覚悟が必要です。

感謝の言葉が何よりの原動力とか高齢者が好きとか患者の悩みをじっくり聞いてあげたいとか、そんな生温い動機では決して続きません。

汚物にまみれ患者の言動に振り回され、業務に忙殺される厳しい現実を突きつけられて早々に現場から去ることになるでしょう。

私は介護に魅力も理想もビジョンも持ち合わせておらず、とにかく生活(金)のためだけに働いていたのでなんとかやれてこれたんだと思います。

じゃなきゃこんな大変な仕事を最低賃金レベルで請け負わないよ。

そんな看護助手時代の年収は約360万円、夜勤は月に平均8回、多い月で10回くらい入ることもありました。

夜勤手当ては8500円/回、やった回数分給料に反映されるので頑張りましたが、早番遅番夜勤やってたまに日勤と勤務時間はバラバラ、生活リズムと体内時計はかなり乱れるので体調管理に結構気を遣うハードワークでした。

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准看護師になる動機

動機

仕事を覚えるのに一生懸命なうちは、自分のことだけに集中してて周りのことなんて全く気にならなかったのですが、だんだん慣れて余裕が出てくると他人の仕事に目が行くようになります。

PTやOTは運動やゲームやってウンコ漏れて帰ってきてもそのまま放置してたり、STは食事介助しかやらんし、レントゲン技師はスイッチ押すだけなのに何故か医者並みに偉そうだったり(偏見)

でも一番目に入るのは病院の花形職の看護師です、あんまりオムツ交換やらないなとかコール対応全然出てくれないとか詰め所に座ってることが多いとか、とにかく他人の仕事は楽そうに見えるわけです。

極めつけはその行為は清潔ですか?とか何故そうするんですか?とか身体介護に一緒に入るといちいち質問や説明を求めてくるので全然仕事が回らない。

全てのナースがそういう人ではないけれど、面倒な輩は一定数います。

もちろん患者に感染させるような危険な行為があってはならないので、有資格者であるナースが無資格介護士を監督し、指示出しや注意換気は必要なことです。

まあ准看護師免許を取った現在から振り帰っても、あれこれ言ってたのはやはり変な奴だったということに変わりはないかな。

仕事はよく分からんけど何となく楽そうに見えるし、給料は間違いなく沢山貰っているだろうと思われる正看護師、それより資格取得ハードルが低い准看護師なら自分でもイケると思って養成所に通い年収アップを狙いました。

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透析クリニック准看護師の場合

透析

准看護師資格を取得して初の病棟勤務は半年で挫折。

夜勤をやるまで続けていたら翌年から年収アップは叶ったかもしれませんが、実際は透析クリニックへ転職しそこで初めて准看護師としての年収を知ることになります。

資格取得後半年での転職なので基本給は新卒扱い(なんと病棟看護助手より低い)、夜間透析の夜勤手当てや早出残業、同法人施設への派遣手当てを含め年収はなんと330万円!

2年間頑張って学校行って、針刺しや管の挿入、薬処方などリスクの高い業務をするようになったにも関わらず年収は30万円ダウンという結果になりました。

巷で透析クリニックは日勤ベースで日曜固定休にも関わらず、比較的高給といわれています。

看護助手時代の給料は夜勤に入りまくっていましたが、決して高いものではなかったことを考えると、私の働いていた透析クリニックの給料がたまたま低すぎだったのでしょう。

夜勤手当は3500円/回、月に7〜8回、残業が月に20時間くらいだったのでストレスも多目で楽な業務ではありませんでした。

更にそれに見合わない激低基本給が災いし2ヶ月分なのにボーナスが毎月の給料より低いという怪現象を目の当たりにすることになります。

就職先によっては私のように准看護師より無資格介護士給料の方が高いという逆転現象が起きてしまいます。

仕事の煩雑さは圧倒的に看護に軍配が上がるんですけどね。

看護業務は殆ど医師の指示のもとナースが患者に実行するので、責任は医師にあるように思われますが、実際は過失を起こしたナース本人に責任が問われることが多い。

何も考えず医師に言われたまま実行して事故ると、なんで確認しなかった?なんで相談しなかった?なんで調べなかった?と徹底的に追求され責任を負わされます。

なのでナースは皆、医師の指示が間違ってないか?どんな意図があるのか?間違いなかったと確信していても、万が一にも自分一人の責任にならないよう、誰かに聞いたり確認してもらってから患者に処置施行します。

この事故を可能な限り起こさないための、責任回避(自己防衛)行動に非常に手間と時間が掛かります、介護業務ではあまり感じられなかった煩わしさです。

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まとめ

准看護師になって、業務の量と責任が爆上げしたのに、給料は上がらないどころか下がってしまうことも有り得ます。

就職や転職の際には、勤務形態や業務内容に対して、給与が果たして釣り合っているのか?よく検討してから入職転職することを強くオススメします。

准看護師で臨床経験1年未満で辞めても転職先にはそれほど困りませんし、年収アップを求めてより給与条件のいい所へ乗り換えるのもそれほど難しくありません。

何故なら看護師は常に人手不足だからです、自分で求人を探すこともできますが、転職サイトに登録すると、比較的楽に求人情報を集められるので、活用してみるのもありだと思います。

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