透析辞めた!准看護師は楽な仕事を求め精神科病院へ

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精神科仕事

人手不足に伴う業務量の増加、残業時間の増加、薄給が重なり自宅から激近くの透析クリニックを辞めました。

最初は勤務時間も短か目で(7h45m)残業は殆どないという話だったのですが、どんどんスタッフが辞めるけど補充されず、だんだん雲行きが怪しくなってきました。

透析患者はどんどん増えるし、車イスだし、透析中ウンコ漏らすし、血圧すぐ下がるくせに体重増加多すぎるし、手が掛かる高齢者ばかり、当然残ったスタッフにしわ寄せが来るようになりました。

医療現場で人手が潤沢にある所なんて滅多にないのは分かっていますが、安い給料で雇われているのはそれに見合った仕事だからやっていけるわけです。

仕事量は増えても給料低いんじゃ、魅力も働く意義もなし、仕事量や内容と給料がそこそこ釣り合う職場を探します。

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慢性期の精神科を選んだ理由

病棟

何故慢性期の精神科で単科の病院を選んだかというと、看護技術をほぼ使うことがないので業務負担が少なく、定時に帰れる(要するに楽)という口コミが多かったから(笑)

准看護師の資格を取って初めての勤務場所が、診療所とはいえ急性期病棟であまりの急変の多さに恐怖を覚えたのと、先輩看護師たちの放置プレイによってここではとても続けられないと判断し半年で退職しました。

次の職場探しでも前職の恐怖がぬぐい切れず、病棟以外の勤務先を探しました。

個室がないオープンフロアでスタッフが比較的多く、急変の少ない透析クリニックは精神的に落ち気味だった私にとってちょうどいい感じの勤務でした。

そこでの仕事もだいぶ慣れた頃、前述のとおりだんだん仕事の負担が増してきたので、もっと楽な仕事で給料がいい所があるはず(自分が知らないだけ)だと、色々検索して精神科がヒットしたわけです。

精神科の他には眼科、皮膚科、整形外科、美容外科クリニック、老人施設、デイサービスなどがネット上では楽な職場として紹介されていることが多かったので、気になる方は求人情報を調べてみるといいかもしれません。

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慢性期精神科のここがいい所

いいね

  • 慢性期なんで症状が落ち着いている
  • 急変が少ない
  • 内服や処置がルーティーン化していて1度覚えたら楽チン
  • 緊急入院なし
  • 後方転送日にはたまに他病院から送られてくることもあり
  • 入院あっても初見さんは稀、リピーター率高いので対応にそれほど苦労しない
  • 急変があった場合は他の病院へ転送(夜間帯は付き添いあり)
  • 処置が少ない。座薬浣腸摘便は適宜、採血筋注は月1回(たまに不穏や不調で急にやることも)、点滴はかなり稀、導尿や膀胱留置カテはもっと稀
  • 寝たきり患者は少な目でオムツ交換が少ない
  • 食事介助も少ない
  • 検査が少ない(脳波と心電図のみ、なんとレントゲンが病院に無い(@_@))
  • 各所天窓があって明るい
  • 大部屋が広くて見通しがいい(患者の様子が通路からでも見渡せる)
  • 内服で症状はコントロール出来ていて日常生活動作については自立している人が多いのである程度ほっといてもOK
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いまいちな所

いまいち

  • 入浴日は午前中掛かりっきりになるので午後に業務が圧される(記録とか軟膏処置とか)
  • 入院患者の高齢化による介護度の上昇(オムツやトイレ介助人数の増加、食事介助、車イス、認知症状)
  • 紙カルテなんで同じ事を違う用紙に何度も書く、体温脈グラフの単位が分かりずらい、夜勤の赤字記入を黒字で書きがち、達筆過ぎて医者記録が読めない、処方箋も読めないので言われたことと書いてあることが同じなのか分かりずらい(指示の取り間違いの可能性)
  • 薬袋の再利用(コストやゴミ削減?不衛生?変更あったら何度も斜線して修正してるから見ずらくなってる袋も沢山ある、誤薬のもと?薬局に返却の手間あり)
  • 異食行為や盗癖患者がいるので通路にアルコールや石鹸、ペーパータオル、手袋、エプロンを設置できないのでいちいち看室まで取りに行かないといけない、水道はあるけど石鹸もペーパーもないから結局手洗いも看室まで行かないといけない、ポケットには手袋常備(不衛生?)
  • 病棟各所出入りに鍵を開け閉めする必要あり(鍵がメチャクチャ不潔)、休憩前や就業時に手と一緒に鍵洗い
  • 県内有数の古い病院であちこち雨漏り、蛍光灯がつかない(ショートしてる?いつ火災が起きてもおかしくない)、天井や壁が剥がれたり一部落ちたこともある
  • 保護室が3部屋しかない
  • 蜘蛛、蟹(湖畔の病院なんで(;´д`))、ゴキブリがしょっちゅう出没する(百足も出たことあり(´д`|||))

まあ建物の古さや設備が不十分なのは面接時の見学で知っていたので問題なし、古い所で働くチャンスはどんどん少なくなってきているのであえて選んだかんじです

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総評

仕事に何を求めるかによって職場の評価は様々です。

私は理想の看護や患者への献身、自分のスキル向上や経験値なんか全く気にしていません、いかに仕事が楽で体制やモラルがいい加減でそこそこの給料が貰えるかの方が重要だと思っています。

慢性期精神科の業務の楽さや古い精神科のある意味いい加減な雰囲気は、今のところ自分に合ってるように思います。

多少の煩わしさはありますが、日勤も夜勤もほぼ定時にあがれますし、出勤してからの情報収集もそんなに掛かりません、患者の体調は安定しているから、急変に怯えドキドキしながら出勤することもほぼないし、身体介護も少な目で体力面でもゆとりを持って仕事が出来るのは他科の病棟にはない魅力です。

ただし、入院患者の高齢化が進んでいるので身体機能低下による介護度アップや認知症が増え、精神科というより認知症病棟や老人施設に近づきつつある印象です。

あと10年もすれば入院患者の半分以上は車イスか寝たきりになるでしょう、楽さが半減しそうです。

看護技術や知識に自信はないけど折角取った資格は活かしたい、残業したくない、精神的にも肉体的にも楽に働きたいという方は慢性期の精神科はオススメです。

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