【元キャブコン所有者が語る】キャンプするならキャンピングカーとテントどっちがいい?

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キャンプキャンピングカー

テント張るのが面倒くさい!芝や泥、朝露が付いたタープやテントを乾かしたり片付けたりするのが面倒くさい!自分に必要なキャンプギアを色々検討するのが面倒くさい!

でも家族でキャンプには行きたい!!

そんなズボラ父さんの為に、元キャンピングカー所有者の私が、キャンピングカー泊とテント泊キャンプを比べてどちらが良かったかを考えていきます。

まず何をもって比較するかですが、、、

・費用(車体費、車検、保険、駐車場、燃料代、テント、タープなど)
・手間(準備片付け)
・家族構成
・天気、季節

今回は上記の4項目について考えていきます。

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費 用

費用

みんな大好きお金の話です。

金銭面で安い方が良いのであれば圧倒的大差で、テント泊が安上がりになります。

だってキャンピングカー買うだけで100万~1000万円くらい掛かりますし、内外装の充実や車検、保険、税金、駐車場代、タイヤ代、故障の度の修理費などランニングコストもかなり掛かります。

また、キャンピングカーの種類によっては車体が大きく取り回しに苦労したり、燃費が悪くて日常で使用するのに不便なことが多く、他にもう1台車が必要になるなど余計な出費が嵩みます。

それに比べ、テント泊なら有名ブランドの大型テントでも20万円も出せば買えますし、他のタープや寝具、テーブル、椅子など小物も含めて100万円もあればお釣りが来ます。

因みに我が家はキャンピングカーの場合は、キャブコンのコルドバンクスを400万円で購入+保険、タイヤ、修理費で20万円(税金と車検は短期間保有だったため支払いなし)

対してテントの場合は、テント、タープ、エアマット、椅子、テーブル、ランタンなどで5万円弱とその差はじつに80倍以上!

費用面で出来るだけ安くキャンプがしたいなら、間違いなくテント泊がいいでしょう。

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手 間

手間

準備や片付けの手間という点においては、断然キャンピングカーの方が楽です!

テント泊と違い、キャンピングカー泊はキャンプ場に到着した時点で設営完了、だって車内で寝食が完結するから、外に一歩も出なくてもいいのです。

対してテント泊ならキャンプ場に着いて、荷物をキャリアーに載せ替えサイトまで移動して、タープ、テントを設置して、寝床や食事、くつろぎスペースを作らなければいけません。

未就学児3人連れのファミリーキャンパーにはなかなか大変なことです。

やれ一緒に遊ぶだ、お腹減っただ、トイレ行きたいだ、勝手に人様のタープ内に侵入するわで、大人一人は子守りに専念せざるを得ず、基本一人で準備と片付けをしていかなければいけません。

タープはともかく、一般的な5人家族用のテントを、一人で立てるのはかなりの労力と時間を必要とするでしょう。

これからキャンプが始まる”準備”は、まだ楽しいものかもしれませんが、一晩過ごしていざ帰るときの”片付け”は正直かなりダルい、、代われるものなら誰かに代わってもらいたいと思うズボラ父さんは私だけではないはず。

芝生エリアでも草や土は多少なりとも付くし、虫もいる、天気が悪ければキャンプギアは濡れてるし、雨に降られなくても朝露や結露でタープやテントは湿っている。

片付け時はそのまま丸めて車に放り込めばいいですが、後日天気のいい日に乾燥させないと錆や腐蝕、カビの原因となり折角のギアが早くにダメになってしまいます。

我が家はたまたま戸建てに住んでいるので、庭にテントやタープ、シートを広げて全部まとめて干すことが出来ますが、干す場所が限定されるアパート住まいではかなり面倒だったのではと想像できます。

キャンピングカーでもサイドオーニングを展開して、椅子やテーブルを準備してくつろぎスペースを準備することはあるでしょうが、準備片付けの手間はテント泊の苦労と比べると屁みたいなもんです。

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家族構成

家族構成

我が家は子供3人の5人家族で、一番下の子が生まれる前にキャンピングカーを購入して、生後ひと月過ぎから連れ回していましたが、今振り替えってキャンプに向いていたかと考えると、そもそも乳児や未就学児相手にテントだろうがキャンピングカーだろうが、キャンプはしない方が親のためだと思います。

一番下の理由は、乳児は昼夜問わず、授乳やおむつ交換、着替えが必要だからです。

うちは母乳だったので、粉ミルクやお湯はなくてよかったですが、ミルク派の人達は大変だと思います。

寝る前にお湯を沸かして、保温ボトルに入れて寝てるそばに置いとかないと、頻繁な乳児の授乳ニーズに答えられません。

同時にオムツの交換も授乳回数以上あるので、母親はほぼ寝れません。

ミルク吐きや排泄、発汗が多く着替えも頻繁なので、服やオムツを準備する枚数が多く、汚れた服やオムツも大量となり、ゴミや洗濯物、またその臭い対策も必要となってくるので、荷物が目茶苦茶多くなります。

乳児を自宅の外に連れ出すことは、かなり覚悟と家族の理解がいる行動といえるでしょう。

その他に大変なのは寝るときです、母親と寝たいのは赤子だけではなく、上の子たちも同様です。

テントやキャンピングカー内は自宅の寝室ように広くないので、ぶつかる→マットから落ちそうになる→しょっちゅう起きる→そしてみんな泣く!

狭い空間に鳴き声が響き渡り、みんな寝れない(T-T)→カオス状態→親子共々、睡眠不足→ちょっとした事でイライラする→ストレス溜まるし楽しくない→キャンプ中の怪我や帰りの運転中事故の元にもなり得ます。

外で寝るのに快適な季節はとても短く、夏は暑さ、冬は寒さ対策をしっかりやらないと、体温調節の苦手な子供達はまともに寝れないし、キャンプ後に体調を直ぐ崩してしまいます。

残念ながら、ズボラ父さんが未就学児や乳児をキャンプに連れていくには、かなりハードルが高かったということです。

ただ一つ言えることは、子供がまだ小さく、泣いたり落ち着いて座っていられなかったり、あちこち歩いていってしまったりと、公共交通機関を利用するのが大変な時期には、キャンピングカーは宿泊兼移動手段に最適だと思います。

車を停められる所さえあれば、車内で生活(食べる、寝る、トイレ、シャワー)が完結するから、自由な子供達を周りの目を気にせず、外に連れ出すことができるのです。

他にはホテルに泊まらなくていいので、チェックインの時間を気にせず行動できるし、電車の出発時間に合わせる必要もなし、夜中に移動して朝一番人が少ない時間帯に観光することも可能なので、ストレスフリーです。

キャンプではなく、例えば泊まりがけで行くスキーやマリンスポーツなどのレジャー、グルメ旅行や観光のための移動手段やベースキャンプとして使うとキャンピングカーはかなり有用だと思います。

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天気、季節

天気

天気の影響をもろに受けるのは、勿論テント泊です。

雨の中でテントやタープの設営・撤収は、折角の楽しい休日を辛い作業時間に替えてくれます。

大人が二人でやればさっさと終わらせられるかもしれませんが、未就学児3人連れていては、それも出来ずズボラ父さんはたった一人で孤独な重作業を強いられることになります。

日中天気がよく油断していたら夜中に雨に降られ、寝る前にタープやテント内にしまい忘れた、キャンプグッズや靴がビチョビチョになってしまったこともあります。

山の天気は変わりやすく、キャンプ当日の予報が晴や曇りの場合でも、突然雨に降られることも珍しくないため、長靴やカッパ、覆いなど、人や物の雨対策は必要となります。

それに対して、キャンピングカーは車中泊なので雨の心配はないです。

車外に出しておけば、もちろん物は濡れますが、靴も車内に下駄箱がありますし、キャンプ用品は防犯の面から考えて、外からアクセスできるトランクルームにしまうことが多いので、濡れることはほとんどありません。

キャンプと呼べるか?楽しいか?分かりませんが、例えば大雨でキャンプに行って外に一歩もでず、車内だけで過ごすことも出来るということです。

また、冬になると風が強くなり、特に海に近いところでのキャンプは強風に注意が必要です。

タープやテントを支えるペグやロープは十分な耐久性を必要としますし、タープの張り方やテントの種類によっては風の影響を受けやすく、最悪の場合破損や倒壊の恐れがあります。

夜中に突風が吹いてタープやテントが飛んでしまっては、折角のキャンプが台無しです。

更に自損だけならまだしも、飛んだ自分のタープやテントで他の人や物を傷つけてしまったら取り返しがつきません。

キャンプする季節として、夏は最悪だと思います。(テント泊、キャンピングカー泊ともに)

理由は暑さ対策にお金と時間が掛かるからです。

平地で夏キャンプをすると暑さと蚊で全く寝られません、キャンピングカーなら装備によってはエアコンを使えるかもしれませんが、導入コストが高い上に電力確保の面で使用時間に制限があります。

更にキャンピングカーの居住部分は断熱材が入っているので、熱が逃げにくく、全ての窓を全開にしても全く涼しくないです。

テント泊も同様に熱帯夜では全面メッシュにして、扇風機を使っても気休めにしかなりません、大人なら少々暑くても寝れますが、熱を逃がすのが苦手な子供達は寝苦しくて全く寝れません。(そして親も寝れません(T-T))

虫除け対策も必須で、蚊取り線香、虫除けスプレーは手放せません。

どれだけ準備していても子供達は刺されてしまうので、かゆみ止めの塗り薬や張り薬も忘れず持っていきます。

寝るときにテント内に蚊の侵入を許すと、退治するまで羽音が鬱陶しくて寝れません。

何よりも家族内で私だけ虫嫌いなので、単に虫が多い季節に屋外にいることが辛いんですよね😢

そんな夏に敢えてキャンプをするなら、平地ではなく標高の高いところがオススメです。

標高が100m高くなると気温は約0.6℃低くなると言われているので、富士山や軽井沢、飛騨高山辺りの標高1000m超の高原に行くと真夏でも快適に過ごせます。

虫対策は必要ですが、暑さの問題はかなり解消されるでしょう。

ただし、住んでいる所によっては標高の高いところまで移動するのに時間が掛かってしまったり、キャンピングカーの種類によっては、道が狭かったり車の馬力不足で山道を登るのに苦労することがあるかもしれません。

逆に夏以外の季節ならどうかと考えると、、、

テント泊・・秋○、春冬△
キャンピングカー・・冬◎、春秋○

テント泊が最も快適な季節は秋です。

平地でも日中それほど暑くなく、寝るときも寝具の調整のみで🆗👌、まだ虫は出ますが夏ほど厳重な対策はしなくて済むのがとてもいいです。

またこの季節は暖冷房グッズがほぼ必要ないので、シーズン中で最も荷物が少なく、準備や片付けが楽にできるのも魅力といえます。

初心者ファミリーキャンパーがテント泊でキャンプを始めるなら秋一択かな。

ただし、台風シーズンとも重なるので、天気の予測がつきづらいことと、ハイシーズンが過ぎたとはいえ、まだキャンパー人口は多目なので、キャンプ場の予約が取りにくいのがネックだと思います。

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まとめ

キャンプで何に重点を置くかによって、キャンピングカーか?テントか?は変わってきます。

どちらを選んでもメリットデメリットは付きまといます、どちらを選んでも素敵な時間を過ごすことはできます。

一番勿体ないのはキャンプに興味があるけどなかなか踏み出せずにいる時間です。

安く始めたいならテント、快適重視ならキャンピングカー程度の基準でもいいので、とりあえず始めてみるのをオススメします。

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