お礼奉公中でも辞めてOK!准看護師の残った奨学金を返す方法

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准看護師の養成所に通うために、奨学金を借りて、学費や生活費の足しにしていた人は、意外と多いんじゃないでしょうか?

准看護師が受けられる奨学金の多くは、働く場所や期間に縛りを設け、定められた期間就労することで返還が免除されます。

ただ働くだけで貰えるって考えると、准看護師の奨学金はかなりお得感がありそうですが、実際は准看護師として働き始めた最初の数年がかなり過酷なため、お礼奉公期間を待たずに辞めたいと思う人は少なくありません。

例え奨学金を貸与されていて、お礼奉公の期間中であっても辞めることに何ら問題ありません。

問題は、借りた奨学金をどのように返すか?ということです。

今回は、「准看護師が貸与された奨学金の返済方法」「奨学金返済額を少しでも減らすために少しでも長く在職する方法」を紹介しようと思います。

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現職を辞めて奨学金を返済する方法

もうこんな職場には一日でも居たくない!毎日憂鬱で生きているのもしんどい(´;ω;`)、毎日残業でつらい!急変・緊急入院多すぎあいつと仕事したくない!話したくない!顔も見たくない!

辞めたい理由は人それぞれあると思いますが、今すぐに職場を替えたい人が、奨学金を返す方法は3つあります。

一括返済

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私が辞めた時は、所属する施設から借りた奨学金の返済方法を、分割か一括かで選ぶことが出来たので、一括返済を希望しました。

メリット

  • 金利を払うことなく、残った元金のみを支払うことになるので、返済方法の中では一番返済額を少なくすることが出来る(余計にお金を払いたくない人に向いてる)
  • 借金が残らず気持ち的にスッキリする(毎年毎月払わなくてもよかったお金の請求書を見てため息をつくことがない)

デメリット

  • まとまったお金が手元にないと選択できない(借りてきた額や就労期間によりますが、百万~数十万円の預貯金が必要)
  • 生活防衛費が削られて、不意の出費に対応しにくくなる(払えたとしても、急な出費が重なると生活が苦しくなる)
  • 娯楽関係に使用できたお金が使えず、ストレスや不満が溜まる(「今年旅行に行こうと思ってたのに、、、頑張って働いていれば払わなくて済んだのに残念ね」と家族から落胆の声が出て肩身が狭い思いをします)
  • まとまった資金の投資機会を損失する(奨学金返済ではなく、様々な投資に充てることが出来たら、もっと人生が豊かになる可能性が高かっただろう)
准看護師はお礼奉公中でも辞められる!でも奨学金返還はツライよ
准看護養成学校に働かず通うため、奨学金を県、市、就職先施設の3ヶ所から貸与を受けていました。申請手続きは簡単で、審査もあっさりと通ってしまったので、こんなに簡単なのにどうしてみんな奨学金をもらわないんだろうと不思議に思っていました。しかし、...

分割返済

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メリット

  • 返済回数が分散されるため、一回の返済金額の負担が減
  • 手元にまとまったお金が無くても選択できる
  • 返済回数を選べることもあり、自分のペースで返していける

折角貯めた預貯金や資産を取り崩さなくても、月々の給料から支払えるように、返済額を調整できるのは、手取りが少なく預貯金もまだ少ない若い世代には有難いことじゃないでしょうか。

デメリット

  • 返済時に金利が発生し、借りた金額以上を支払うことになる(私が借りた市区町村の奨学金は、年3%の利息を払いました、奨学金とは性質が異なり単純に比較はできませんが、返すの前提で借りるなら、国の教育ローンの方が年1.7%くらいの金利なんでまだましでしょう。)
  • 決まった回数の分割払いしかない貸与元がある(これも私が借りた市区町村の奨学金返済方法ですが、残金を3分割して年に1回3年間の支払いに固定されています)
  • 何年にも渡って借金を続ける生活が続く(もとは自分が借りたものですけど(-_-;)忘れた頃に毎年請求書が届くのは結構ストレス感じます)

奨学金を肩代わりしてくれる職場へ転職

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メリット

  • 奨学金を払わなくて済む(ある一定期間の就労を条件に、奨学金を肩代わりしてくれる条件だと一円も奨学金を払わなくてよくなる、期間がどれくらいになるかは転職先と要相談)
  • 返済分を無理のない範囲で天引きしてくれる(一旦転職先が奨学金を立て替えてくれて、その後給料から天引きされるパターン、分割払いより融通が利く)

デメリット

  • 奨学金を肩代わりしてくれる職場を探すのが大変(表面上というか表立って奨学金を肩代わりする”金を条件に人材を引き抜く”ことを謳う病院や施設はないので、個人でそういった求人を探すのはほぼ無理)
  • 転職先が自分に合わなかった場合、再び奨学金返還問題が付いて回る(就労期間にしろ天引きにしろ奨学金返済責務自体が消失したわけではないので再転職になれば残債を迫られることは覚悟する必要がある。)
  • 給料天引きの場合、手取りが減って生活が苦しくなる(無理なく返済できる金額か?返済額も含めて生活していける給料か?前職よりも給料アップが望めないか?転職する際によく確認しておくと後悔しない)
  • 就労期間の縛りが発生する(お金と引き換えに労働力を提供するトレードオフ)

准看護師向けの転職サイトを利用すれば、奨学金を肩代わりしてくれる職場を、探すことが出来ます。

働く施設や条件によっては、今より大幅な年収アップも望めるので、生活水準を落とさず無理なく奨学金を返済していくことも可能です。

准看護師向けの転職サイトについては、こちらで詳しく紹介しているので、是非参考にしてみて下さい。

准看護師向けの転職サイトとは?
准看護師になり半年足らずで、ある程度希望の職場に転職できた経験からすると、世間一般に言われている、看護師不足による空前の売り手市場っていうのは、本当なんだと思います。社会人を経験してきましたが、他の職種じゃ専門資格を持っていたとしても、経験...
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返済奨学金を減らすため現職を続ける方法

半年でも辞めるのを引き延ばすことが出来れば、数十万単位で返済金額が変わってくることもあります。

今の職場は嫌でしょうがないけど、折角貰った奨学金をブラック病院(施設)や嫌な同僚・先輩のせいで返すことになるのも癪だなと思う人は、現職をもうちょっと続けてみるのもありだと思います。

他部署への異動

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同じ病院・施設内の異動であれば、退職ではないので奨学金を返済する必要はありません。

自分に合わない仕事や人間関係をリセットできるので、おすすです。

異動先でも嫌な人や嫌なことはあるかもしれませんが、異動したい理由をはっきり伝え、それを汲んでくれる職場であれば、いい条件を引き出せるかもしれません。

奨学金返済期間を乗り切るためと割り切って、現職に残りつつ、異動を繰り返しながら、よりましな労働環境に乗り換えていきましょう。

お礼奉公期間が過ぎて、慣れた頃になっても辞めたい気持ちがあればれば、さっさと辞めてしまえばいいと思います。

休職

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働き始めて間もないのに、いきなり異動を申し出るのは気が引けるし、後ろめたいと思ったり”ここで続けられないんじゃどこも務まらない!”って否定的に対応されてしまうこともあるかと思います。

そんな時は、思い切って休職してみることをおすすめします。

休職中は給与が発生せず、生活費を別の手段で賄う必要があるので、親や配偶者の援助を求めること事になります。

奨学金の返済額は減りませんが、在職しているので返還要求もありません。

休職することで、奨学金返還に追われることなく、現職を続けるかどうかじっくり考えたり、転職活動をすることが出来ます。

一番の効果として、職場に対し休職することで”私辞めるかもしれませんよ”とアピールが出来て、復職時の面接で、相手から部署異動のカードを、引き出しやすくする点があります。

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まとめ

准看護師が貸与された奨学金の返済方法

  • 一括返済(返済額が最小かつ金を失う痛みは一瞬だけど、ある程度の預貯金が必要だし、欲しい物を買ったりや旅行に行くなどの機会を失う)
  • 分割返済(月割りの返済負担は減るが、余計な金利を支払うのでトータルの返済額は多くなる、じわじわ金を失う痛みがある)
  • 奨学金を肩代わりしてくれる職場へ転職(奨学金貸与元を乗り換えて働きやすいより条件のいい所で働ける、そもそも転職先が見つけにくい、就労期間縛りが継続したり、返済が天引きになることも)

奨学金返済額を少しでも減らすために少しでも長く在職する方法

  • 部署異動(奨学金返済義務を発生させずに、仕事や人間関係をリセットできるが、言い出すには勇気が必要だし、異動できても働きやすさが改善できるとは限らない)
  • 休職(奨学金返還義務なし、ゆっくり今後の事を考える時間を持てる、復職時に部署異動の話がしやすくなるが、期間中は給料が途絶えるので家族の支援が必要)

准看護師が借りた奨学金を返済する方法としては、奨学金を肩代わりしてくれる職場への転職がおすすめです。

奨学金に囚われて働きづらい職場で嫌々働くことは、心身ともによくありません

准看護師向けの転職サイトを利用すれば、奨学金を肩代わりしてくれて、更に今の職場よりいい条件の職場がきっと見つかるはずです。

准看護師向け転職サイトについてはこちらからどうぞ