私が献血をおすすめする3つの魅力
- ナースの笑顔
- お菓子ジュース(+漫画雑誌DVD)
- 健康の維持
こんにちは。
3度の飯より献血が好き。
年間10回以上献血に行く献血マニアのシズカが献血の魅力を語っていきます。
今日は日本全国の献血ルームを渡り歩いた経験をもとに献血がいかに魅力的で最高なものかを皆さんにご紹介したと思います。
片手間で読める内容とはなっておりませんので、読み始める前におトイレを済ませることをおすすめします。
献血の魅力① ナースの笑顔
北は北海道、南は沖縄までいろんな所で献血をしてきましたが、献血ルームでも移動献血車のどちらにしても、ナースは美人が多い(気がします)。
もちろん全員がそうかと言われますと個人的な主観に基づく判断ですので返答に困ります。
しかし経験上きれいでかわいい人が多いのです、いわゆるゲレンデ効果というものです。
職員はみんな優しく対応してくれます。
私はややコミュ二ケーション障がいがあって、人の顔や目を見て話すことが大の苦手なんです。
彼女たちはそんな目を合わそうとしない陰気な中年に対しても笑顔で優しく接してくれます。
みんな私に気があるのでしょうか?
勘違いだと分かっていても気持ちがいい接遇です。
普段妻や娘以外の女性と話す機会なんてほとんどない中年にとってあのスマイルはプライスレス。
分かってますよ。
あの笑顔は営業スマイルだなんて分かってますよ。
彼女たちにとっては業務をスムーズにこなすための一つのツールに過ぎないことなんて分かっています。
いいじゃないですか。
勘違いだって。
電話番号聞くわけじゃないんだし。
夢見させてくださいよ。
あ・・・なんか妄想が一人走りしていましたね。
まぁとりあえず男にとって美人に対応されることは、お金を払ってでもしてもらいたいことであります。
話は反れますが、白衣ってなんであんなにぴったりサイズを着るんでしょうか?
既製品だからサイズがあんまり無いのでしょうか?
何が言いたいのかというと、白衣ってなんであんなに体のラインが強調されるのでしょうか?
大きい方が(なにが?)女性らしい体つきだと思っているので、個人的にはウェルカムです。
しかし目のやり場に困ることが多いですね(うそつき)
献血の魅力② お菓子ジュース食べ飲み放題
お菓子やジュースの事を考えると献血車ではなく献血ルームをお勧めします。
なぜなら移動献血所は設備が狭く、お菓子やジュースが充実していません。
献血前後にお茶かスポーツドリンクがもらえますが、のんびり飲む暇はありませんし、種類も限られます。
お菓子については献血前の検査時にチョコレートを一つ頂けるだけのシンプルなものになっています。
甘党代表取締の私には足りなさすぎます。
それに対して献血ルームでの献血時には、お菓子食べ放題ジュース飲み放題の特典が付きます。
お菓子は基本100円菓子ですが、クッキー、チョコレート、マシュマロ、せんべい、ビスケットなど種類は豊富です。
クッキーは人気なのですぐなくなってしまいますが、しばらくすると受付の人が気づいて補充してくれます。
おすすめはクリームが間に挟まったクッキーです。
行きつけの献血ルームでは数が少なく競争率が高いことが多いですが、とても美味しいです。
ジュースは自動販売機で自由に飲むことができます、紙コップが出てきて注がれるタイプの自販機ですが、献血初心者あるあるでお金を入れるところを探してしまいます。
安心してください!
タダですよ!
お金を入れずともボタンを押すだけでジュースが出てきます。
フリーランチとはこのことでしょう。
庶民が味わえるこのささやかなVIP感はイオンラウンジに匹敵します。
いたれりつくせりの献血ルームですが、さらにとっておきのダメ押しがあります。
漫画雑誌も読み放題なんです。
もちろん献血ルームなんで、いかがわしい本はありません。
漫画喫茶ほどの品揃えはありませんが、それでも検査の待ち時間や献血中に時間をつぶせるくらいのラインナップは揃っています。
私は、ひたすらデスノートを読み続けています、いまだに読み終えられていませんがね・・だって文字多すぎなんだもん。
さらにさらに待ち時間ではなく、献血中限定ですがDVDも鑑賞することができます。
(もちろん有害指定映像はありません。そんな刺激的な映像を目の当りにしたら、血の巡りがよくなって止血できなくなるかもしれません)
DVD視聴については受付でスタッフから確認されるので自分から申し出る必要はないと思います。
バラエティーや洋画、邦画、ドキュメンタリーと様々なジャンルが揃っています。
私はアメトークしか見てません。
お笑いは時間を忘れさせてくれます。
楽しい時間はあっという間に過ぎます。
ある意味現実から目を背けることで辛いことも長時間耐えられるということです。
暇つぶしとは退屈という苦行から気を紛らわす最善策なのかもしれません。
献血の魅力③ 健康の維持
ナースの身体やお菓子の食べ放題など下心満載の献血の魅力紹介ですが、本命はこれです。
献血で健康を維持するということです。
献血がどうして健康維持に繋がるの?むしろ血が少なくなったら体調悪くなりませんか?
いいえ、血を抜くと健康になるんです。
よく考えてみて下さい。
もともと体の中にあった血液が、急に400mlもなくなってしまったらどうなるでしょう?
なくなったままですか?
違います。
人体にはホメオスタシスと呼ばれる、健康な状態を維持しようとする機能が備わっています。
無くなってしまった分を補おうと体は頑張って血を新たに生産してくれるんです。
つまり献血によって汚れた血液を体の外に出し、造血によって新鮮な血液を創り出します。
分かりやすく説明しますとこうなります。
- かつ丼食べる
- 血液ドロドロ
- 血の塊ができる
- 血管詰まる
- 脳梗塞で半身麻痺or心筋梗塞で天に帰る
上記2の状態を改善するために献血して、きれいな血を体に生産させます。
そうすることで命に関わる怖い病気を予防することができるのです。
そう考えると献血って凄いとおもいませんか?
年を重ねてから高い医療費を払い病気の治療をするより、タダで献血した方が体にも財布にも優しいのではないでしょうか?
もちろん体中の血の量に比べたら一回の献血量なんてたかが知れてますから、定期的にやらないと効果はありません。
成分献血なら2週間に1回、年間最大24回できます。
一回献血量が約400mlだとすると最大9600ml・・・約10ℓもの献血ができる計算になります。
数字にしてみると凄い量だということが分かります。
かなりのデトックス効果が期待できるでしょう。
人間が持つ回復力の凄まじさが分かります。
献血中に目の前が真っ白になった体験
おすすめできる3つの献血の魅力を語ってきました。
しかし、いいことばかりではありません。
成分献血だけに起こりうる危険性を実体験を通じて紹介したいと思います。
血漿成分献血をしたときの話です。
今日はどこから献血しましょうか?
いつもこの太い血管でやってもらってるんですけど、毎回なんで血管硬くなってきてるんですよね
いつも同じだと血管厚くなっちゃいますからね
今日は正中でやってもらっていいですか?献血中の痛みも少ないんで
いいですよ、わかりました
というわけで腕の中心付近の静脈に刺してもらうように依頼しました。
最初はうまく刺さったと思っていたんですが、献血の機械が回り始めるとなんだか血が出ていきません。
針先から血管の壁を吸引されるような感覚(掃除機で吸われるような)がありました。
まずいなぁ刺し直しされるな。
私だけではないと思いますが、この刺し直しがめちゃくちゃ怖し、痛いんです。
想像しちゃうんですよ、腕の中で針が血管を探してもう一度刺すなんて怖すぎます。
また怖いなら見なきゃいいんでしょうけど、見てないところで刺されるのももっと怖いんでいつも確認してしまいます。
無事私は痛みと恐怖と闘いながら、ナースは私の血管と闘いながら刺し直しは終わりました。
血が機械の中に入っていくのをほっとしながら眺めているのもつかの間、今度は血が戻ってきません。
機械のアラームは鳴りっぱなしだわ、刺されてる所はだんだん痛くなってくるわ、血が血管外に漏れて内出血みたいに青くなってくるわで、急に目の前が真っ白になってしまいました。
私「看護婦さん、すいません気持ち悪いです」
この一言を発するので精一杯でした。
大の男が情けないと思われるかもしれませんが、マジで吐きそうでした。
体も思うように動かなくなっていてとにかく怖かったです。
すぐに看護師さんが駆けつけてくれてショック体位(足上げて頭下げる状態)をとってくれました。
吐き気はしばらく続いたものの嘔吐までは至らずに済みました。
ギリギリセーフってやつです、でも指突っ込んだらいつでも吐けそうな状態でした。
例えるなら船酔いしてデッキで風に当たっていて、いつでも海に吐きに行ける感じでしょうか?
分かりずらいですね。
とにかく意識が飛びかけたくらいヤバかったことだけ伝わってくれたらいいです。
注射針を刺した看護師さんが申し訳なさそうな顔で水持ってきてくれたり、声掛けてくれたり、心配してくれたりしたのが凄くうれしかったです。
献血する血管を指定したのは私なので看護師さんに非は無いのですが、ひたすら平謝りされてしまいました。
いやそもそも私がオーダーしたからこうなったのですべて私のせいなんですよ。
お互いすみませんて言いあってました。
成分献血は「血を抜く」と「血を戻す」を何回か繰り返して少しづつ必要な成分を抽出していきます。
今回のように穿刺がうまくいかないと、血の抜きも戻しもうまくいかず献血者に過剰なストレスがかかり、最悪の場合私のようなショック症状が起きてしまいます。
いつもと違う血管でやる場合や初めての人は自分でも献血状態に異常はないか気を配る必要があります。
異常って何が異常か分からないかもしれませんが、初めてで分からないことばかりの時は看護師さんにいろいろ聞いてみて下さい。
優しく丁寧に笑顔を添えて教えてくれるはずです。
彼女たちはプロです。
こちらの不安には必ず明確な解答をくれます
今ちょっと痛いんだけど大丈夫?とか今血は抜かれてるの?戻ってるの?あとどれくらいで終わります?とかいろいろ聞いてみて下さい。
何でも答えてくれます。
白衣の天使は患者には優しいのです。
まとめ
献血に行って得られるメリットとデメリットを紹介しましたがいかがだったでしょうか?
最後のデメリットの印象が大きくて献血やっぱり怖いと思われる方もいるかもしれませんが、物事のメリットデメリットは表裏一体です。
かのジョースター卿もおっしゃっていました
「逆に考えるんだ!成分献血が怖いのなら全血献血があるじゃないか!!」
そういうことです(どういうこと?)考え方の問題ということです。
体への負担は少ないですが、返血できないというリスクがある成分献血を選ぶか。
体への負担は大きいが献血時間が短く返血のリスクもない全血献血を選ぶか。
どちらも一長一短ありますが、どちらを選んだとしても献血の魅力は3つとも得ることができます。
必要なのはわずかな勇気とわずかな時間です。
献血したことがない方はこの記事をきっかけに献血をやってみてはいかがでしょうか。
あなたの勇気が他人を救うかもしれません。
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