准看護師になり半年足らずで、ある程度希望の職場に転職できた経験からすると、世間一般に言われている、看護師不足による空前の売り手市場っていうのは、本当なんだと思います。
社会人を経験してきましたが、他の職種じゃ専門資格を持っていたとしても、経験が半年しかない中年を雇ってなんかくれないでしょう、看護師は転職という点ではかなり有利です。
ただし、転職ハードルが低い優遇を全面で受けられるのは正看護師であり、准看護師の転職では話が少し違ってきます。
准看護師の就業者数は年々減少傾向にあり、准看護師が働ける職場に制限があることから、正看護師のように”自分の希望する条件が揃う職場へ転職しやすい”かと言うと必ずしもそうとは言いきれないのが現状です。
しかし、准看護師であっても転職サイトを活用することで、自分の理想に近い職場を見つけることが出来ます。
この記事では准看護師向けの転職サイトについて紹介していきます。
准看護師向け転職サイトの特徴
准看護師向け転職サイトの特徴は3つ。
准看護師の求人が多い
看護師転職サイトは正看護師の需要が多いので、正看護師に特化した求人を扱っているサイトも多く存在します。
折角登録したのに”准看護師の求人が少ない”なんてことがないよう、幅広く求人を取り扱っている転職サイトを選ぶことをおすすめします。
非公開求人が多い
非公開求人とは、公開されている求人と比較して、条件が良く募集を掛けると直ぐに応募が殺到しそうな人気の求人のことです。
正看護師だけでなく、准看護師向けの非公開求人もあるので、より好条件の転職先を探している人は、非公開求人を多く扱っているかをチェックするといいでしょう。
転職サポートが手厚い
准看護師向けの転職サイトでは、自分に合った求人を代わりに探してくれるだけではなく、個人では交渉しにくい給与・勤務形態に関する交渉や履歴書の書き方・面接の練習などを含め転職活動全体を通してサポートしてくれるかが大切となります。
特に初めて転職活動する人や自分をアピールするのが苦手な人にとっては上記のサポートがしっかり整った転職サイトがおすすめです。
残念ながら、准看護師向けと宣伝している転職サイトはないので、上記3項目を満たす転職サイトを探して登録することが必要となります。
私見となりますが、准看護師向けのポイントを押さえた転職サイトを紹介しています、准看護師資格をお持ちで転職を検討されている方は、参考にしてみて下さい。
リンク「准看護師向け転職サイト比較」
准看護師が転職を成功させるコツ
辞めたい理由を明確にする
今の職場に勤めていて何に不満があるのか?何を改善したいのか?を漠然とした感覚ではなく、しっかり言葉や文字に表すことで希望する転職先の条件を明確にすることが出来ます。
悩みは人それぞれあって、優先順位もみんな違います。
夜勤がない、残業がない、固定休日がある、とにかく高給、家や沿線から近いなどなど、絶対譲れない条件ってあると思います。
全部叶えるのは難しいので、譲れない条件と妥協できる条件をはっきりさせておくと、職場選びの物差しとなるのでおススメです。

准看護師向け転職サイトを利用する
毎日家事育児に追われ、働きながら自分で求人を探すのは大変です。
情報も限られている中で、転職先が自分が理想とする職場かどうかを、判断するのはとても難しいことです。
「折角転職したのに思ってたんと違う」なんてことにならないためにも、准看護師向けの転職サイトを利用して転職を成功させましょう。
リンク「准看護師向けの転職サイト比較」
「准看護師向け転職サイトを利用した転職活動実録」
准看護師に人気の職場を知る
准看護師が働きやすい職場が必然的に人気の職場となります。
老人施設、透析室、精神科病院、クリニック、美容整形、
准看護師としてあなたが働きたい職場と准看護師が働きやすい職場にギャップがあると、転職しても満足度があまり上がらないかもしれません。
自分の希望と人気の職場双方からアプローチしてみると、転職の成功率がぐっと上がるはずです。

准看護師が転職するときの注意点
准看護師に対する差別
准看護師は医師、正看護師をはじめ医療従事者だけでなく患者や患者家族から偏見を持たれ馬鹿にされることがあります。
正看護師は国家資格で准看護師は都道府県資格、准看護師は自分の判断で看護や医療を提供することが出来ないなど違いはあります。
差別の理由の多くは、ただ単に看護師ならいざ知らずそれより位の低い(?)准看護師になんか偉そうに言われたくないという偏見以外の何ものでもありません。

准看護師の奨学金やお礼奉公
准看護師が転職するときに、職場から奨学金を貰っていた場合、お礼奉公の期間が定められています。
准看護師養成所の就学期間は2年なので、同じ2年間お礼奉公することで返還を免除する約束で奨学金を借りることになります。
もしお礼奉公の期間内で転職することになったら奨学金の返還を求められてしまいます。
手持ちの預金残額は十分か?そもそも奨学金を借りるべきなのか?
安易に奨学金制度に飛びつかず、慎重に検討して申請することをおすすめしたいです。

准看護師向け転職サイトのメリットとデメリット
メリット
- 希望する条件に合った求人を探してくれる
経歴確認・条件提示や転職を考えることになった経緯を話するのが、少し面倒で時間が掛かります。
ここでしっかり伝えておくことで、自分の希望する求人と紹介される求人との、ずれを少なく出来るのでとっても大事だし、後は勝手に探してくれるので楽です。
- 意外な視点からの求人紹介がある
- 口コミが豊富
- 勤務形態や給与の交渉をしてくれる
- 履歴書添削や面接対策、同伴してくれる
履歴書の志望理由を一緒に考えて、例文も教えてくれるので、文章能力が低くても安心してあの空欄を埋めることが出来るのは有難いです。
面接で過去何を聞かれたかの情報が蓄積されているので、ある程度質問の答えを準備しておけるので、面接の回答に困ることはほとんどなかったです。
- お断り連絡を代わりにしてくれる
いくつかの求人に応募してそのうちの何か所から内定を頂いた場合に、お断りの連絡を入れるのが非常に申し訳ない気持ちになります。
准看護師向け転職サイト経由だと、内定のお断りも代行で連絡してくれるので、罪悪感は少なくて済みます。
デメリット
- 転職サイト経由だと断られる求人がある
准看護師向けの転職サイトを経由して転職すると、手数料を病院や施設が支払うことになるので、コストが掛かります。
コストを掛けたとしても、長期にわたって勤めてくれる保証もないので、転職サイトからは受け付けないけど、個人での申し込みなら面接を受け付けるところもあるので注意が必要です。

- 希望する求人と違うものを紹介される
- 連絡がしつこい(せっかちな人にはメリットかな)
准看護師向け転職サイトを利用するのは、メリットの方が大きいと思います。
わざわざ求人を自分で探して、営業時間中に問い合わせるなんて、働きながらではとても無理です。
家に帰りゆっくりする時間もなく、家事育児に追われる子育て世帯の准看護師にとって、准看護師向けの転職サイトは転職活動をサポートしてくれる、心強いツールの一つと言えるでしょう。
まとめ
准看護師向けの転職サイトについてまとめます。
- 准看護師向け転職サイトとは、准看護師や非公開求人を多く取り扱っていて、転職全般にわたってサポートしてくれる准看護師の強い味方である。
- 准看護師が転職を成功させるコツは、辞めたい理由をはっきりさせることで同じ失敗を繰り返さない、忙しくても転職サイトを活用すれば、自分の希望に合った働きやすい職場を探すことが出来る。
- 転職時に注意することは准看護師に対する差別がないか?奨学金貸与の有無やお礼奉公の期間を確認しておく。
- 准看護師向け転職サイトのメリットは、自分の代わりに様々な求人を探してくれること、デメリットはエージェントに転職理由や条件がしっかり伝わっていないと希望と全然違う求人を紹介されてしまうこと。
今の職場は働きやすいですか?人間関係は辛くありませんか?働きに見合った給与は支払われていますか?准看護師向け転職サイトを活用すれば、きっと理想の職場が見つかります。
おすすめの准看護師向け転職サイトはこちら リンク「准看護師向け転職サイト比較」